ケラマジカ

 朝、座間味島の民宿を出て船に乗り、阿嘉(あか)島にやってきた。
 座間味と阿嘉島は海峡を挟んですぐ隣島で、船も10分程度しかかからない。阿嘉島に着いて集落を回ったあと、橋でつながる慶留間(げるま)島へ、さらにその向こうでまた橋でつながる外地(ふかじ)島へと歩いていった。外地島無人島だけれど、慶良間空港があるため橋が架けられている。といっても慶良間空港発着の便はほとんどなく、ターミナルのロビーはがらんとして人がいなかった。
 空港のそばにある小高い山の上に上がると、畳2枚ほどの小さな展望台があって、男女各1名が海に向けた双眼鏡をのぞきこんでいた。座間味ホエールウォッチング協会の人たちで、ここでクジラの動きを日夜観測し、ホエールウォッチング船と連絡を取り合っている。親子のクジラをあまりしつこく追い掛けないよう警告もおこなっているようだ。目の前には細長い渡嘉敷島が横たわり、その渡嘉敷島との間の海峡にも2頭いるらしいが、山の上からでは双眼鏡がないと見つけるのは難しい。
 山を下りて慶留間島に戻り、ケラマジカを求めて島内を散策。途中、30分ほど登山をしたりしつつ(かなりハードにリアルな山道を登ったw)、かろうじて1頭だけケラマジカを目撃することができた。
 
 ふたたび橋を渡って阿嘉島に戻り、港近くの食堂で軽く昼食。ケラマ往路の座間味行き(高速船利用)と違って、今度はのんびりフェリーで帰ってきた。夕方、那覇着。
 
 阿嘉島のマンホール
 阿嘉島では下水道のふたにまでケラマジカ
 「おすい」の文字は気になるが(笑)

 (23:38)