ケラマでクジラ

 那覇から高速船「クイーンざまみ」で50分、慶良間諸島座間味島へやってきた。高速船でわずか1時間弱とはいえ、人口670人の座間味島那覇とは別天地だ。
 1〜3月のこの島の名物といえば、ザトウクジラの回遊。午前10時頃に島へ着き、すぐにホエールウォッチング向けの船に乗り換えてほぼ2時間、慶良間の海でクジラを追った。
 餌付けしている魚というわけではないから、相手は自然そのもの。船のガイドの兄さんも、盛んに無線で連絡を取りながら、クジラがどこそこの海域で現れたと聞けばすぐさま直行する。
 結果的に、かなり見ることができた。船のそばで浮上したときの迫力と美しさはすごい。海の中からジャンプしてひねりを加え海面に着水するときの音も、クジラの大きさ、重さを実感できて聴き応えがある。写真は、携帯電話のカメラでは厳しいのでコンデジでちょこっと撮ってみた。東京に帰ったらアップする。
 
 今晩は、港のある集落から少し離れた民宿に宿泊。当然だがめちゃめちゃ静かで、風の音とヤモリや虫の声だけが聞こえてくる。いや、庭のテラスでいい気分で泡盛を呑み始めたら、民宿の飼い犬が吠えだした。どうやらかまってほしいらしい。
 
座間味島にて 写真は民宿近くの小さな港にて。この島に限ったことではないけれど、沖縄の離島は海がきれいで港でも底まで見えるから、まるで船が宙に浮いているようだ。
 
 (21:29)