山崎、ウイスキーを呑め!

サントリー山崎蒸溜所
 昨晩、ベッドに入って眠る前にふと浮かんだ考え、「そうだ、山崎に行こう」。
 酒好きならわかるだろうが、山崎とはつまりサントリーウイスキー工場「サントリー山崎蒸溜所」だ。北海道・余市のニッカへは行ったことがあるが、サントリーは初めて。以前、父が山崎の隣町・長岡京に住んでいて、父の家へ遊びにいったときサントリー工場の前まで連れていってもらったことはあるが、そのときは中に入らなかった。
 その後も、山崎の辺りなど何度通ったかわからない。車窓から見るたびに、あ、今度行ってみようと思いはする。けれどそのたびに、忘れていた。
 今回はそれがなぜか、前夜寝る前のベッドの中で強く思い浮かんだので、きょうこうして待望の山崎にやってきている。このあと14時から蒸溜所の見学が始まる。もちろん試飲もある。これは工場や酒造所見学の最大の楽しみ。なにしろタダで、いいお酒が飲めるわけだ。
 ニッカの工場やアイルランド・ダブリンのギネス工場、あるいは各地の日本酒の酒造所などを訪れたときもそうだったが、工場や酒造所で飲む酒というのは、とにかく文句なしにうまい。とくに出来立てなら、ビールと日本酒。ウイスキーの場合は、製品化されているものについては市販のものと味は変わらないわけだけれど、原酒となるとやはり違うし、市販のものであっても工場で飲めば雰囲気がおいしい。
 
 今朝はJRの東淀川を出発して京都へ向かうも、おなかがむしょうにすいて途中の高槻で軽く朝食。そのあと阪急電車河原町まできて、祇園の宿に荷物を預け、昼は京都のうなぎを食った。フランス人のカップルがうな重を実にうまそうに食っているのがおもしろかった。ちなみに僕は小腹すき系だったので梅、フランス人の女性はしっかり松を食べていた(うな重のグレードというのは普通、量を表す。だからつまり松は量が多い)。
 食後、河原町から阪急で大山崎に出て、いまサントリーの工場に着いたところ。
 
 関係ないけど、大阪は茨木のひとつ京都寄りにある摂津富田の駅。
 「せっつとんだ」というひらがなの文字列を見ると、一瞬“せってとんだ”(競って飛んだ)あるいは“すっとんだ”に見えるのでなんか笑える。 (13:54)