「悪の教典」見てきたけど……

 原作はよかった。とってもよかった。一気に2日かからずに読んだ。
 で、映画のほうは……そうだねぇ、イマイチだったな。
 なんかね、ただのカルト映画になってた感じで。原作のような深さや広がりを感じなかった。そもそも人が殺される映像はあまり好きではないので、そればっかり立て続けにというイメージで、入れなかった。残念。
 
 まだ原作を読んでいない映画の場合、原作を先に読むのではなく、映画を見てから原作をあとで読むほうが好き。その逆だと、映画に原作のカゲがちらつきすぎて、あまりのめり込めないんだよね。映画は映画、原作は原作として楽しむには、原作が先だとどうもダメ。もちろんこれは人によってそれぞれで、ゼッタイに原作を先に読みたいという人も多い(というよりそういう人のほうが多いか)と思うんだけれども、僕は映画を先に見たいんだよねぇ。
 今回は原作がよくできてたので、それだけに映画も残念だった。期待してたんだけどなぁ、けっこう。
 もうひとつ、おいおいと思ったのは、最後に「To Be Continued」と出たことかな。ああそういう続編が前提の作りかと思うと、またさらに萎えた。
 二階堂ふみちゃんの表情が唯一の救いだった。
 
 (18:58)