ハワイ帰り羽田着

 で、日記。さすがに旅行中は書かなかった。
 いや「旅行中は」という言い方は正しくないでしょ。旅行中でも一人旅なら書いたと思うし。てかいままでも書いてるし。
 でも誰かといると、やっぱり書かないかな。長い旅ならともかく、短いとやっぱりね。とくに今回のように、奥さんだけでなく、母親がいて弟もいる四人旅では、まあ書く可能性は格段に落ちる。で、実際に書かなかったわけで。(その分、Instagramはけっこう頻繁にアップしてたけど)
 
 今回は、ハワイ島のコナ側(ワイコロア)で2泊、ヒロ側で2泊したわけなんだけでも、ワイコロアでの2泊はいわゆるコンドミニアム的なところだった。
 玄関を入ると廊下があって、突き当たりに広い広いリビングが、その手前にレンジやオーブン、食洗機までフル装備のキッチンがある。キッチンの奥には洗濯機や乾燥機もあった。要は、何週間も余裕で過ごせるところ。これはくつろげる。
 リビングは、あれは何畳くらいあるんだろうか。廊下から入って右半分にはソファに囲まれたテーブルがしつらえられていて、大画面テレビも用意されている。キッチンにつながる左半分には食事用の円卓と、その周りにチェアが4基。合わせて、まあどう考えたって15畳を下回ることはないと思う。うちのマンションよりも、このリビングだけで全然広いんだから。
 このリビングに至る廊下を途中で右に折れたところと、リビングの左手奥には寝室があって、それぞれに浴槽とシャワーとトイレが付いている贅沢ぶり。もちろん浴槽とシャワーとトイレは、ユニットではなくて、全部が別々。湯船は相当に広くて、のんびり足を伸ばせる。いいね。
 きわめつけは、池やプールがある庭に面した広いラナイ(バルコニー)。ここにはチェアが6個、ソファが1つ、さらにデッキチェアも置いてある。テーブルは3つ。つまり朝食も夕食もここでOK。実際、初日の夕食と3日目の朝食はここで取った。
 風はさわやかで、湿気が少ないから、とっても快適だったなぁ。デッキチェアに寝転がれば読書も昼寝もバッチリ。もう離れられない、ここにずっといたいって感じ。このラナイだけでも、うちのマンションより全然広いし。
 部屋の面積は全部合わせて190平方mっていうから、やっぱりうちのマンションの4.5倍はある。いい思いをしたなぁ。2泊しかしなかったけど、最低1週間2週間は暮らしたいところだったさ。
 
 後半の2泊は、ヒロのいわゆるリゾートホテル。こっちは建物自体は古かったけど、オーシャンビューの部屋が安く取れたからよかった。周囲は散歩に最適だし、レストランもいい感じだった。
 でもって、振り返ると、23〜25日がワイコロア、25〜27日がヒロで、27日の朝にヒロを発ってホノルルに寄って、パールハーバーやこの木なんの木の公園やワイキキウォークをして、夜の便で日本に戻ってきたってわけ(日本着は28日夜)。
 もちろんオアフ島はあくまでおまけで、本題は23〜27日のハワイ島。コナコーヒーの農園を2つ訪れたり、標高4205mで海底からの高さ世界一というマウナケアの山頂で日没を見たり、ワイコロアのビーチで泳いだり、ウミガメ上陸を目撃したり、キラウエアのカルデラを拝んで夜は溶岩流を見たり……と、だいたいそんな感じ。全行程レンタカーでたいそう楽だった。僕はハワイ島は2度目だったけど、あとの3人は初めてだったので、とりわけマウナケアから眺める景色やキラウエア火口の圧倒的な広さには感動していた要する。もちろん僕も、2度目だけどグッと感動した。
 よし、次のハワイ島は、ワイコロアのあのコンドミニアムに1週間くらい滞在するかな。
 
 ……とまあ、今回の旅行中に日記を書けなかった言い訳を長々と書いたわけで。
 帰りは羽田へ。羽田のすぐそばの街で生まれ育った身としては、羽田帰りっていうのはほんと楽だといっつも思う。
 国内でもそうだけどさ、とりわけ海外はね。やっぱり。
 行きはいいんですよ、成田で。これから旅に出るっていう気持ちの高まりがあるし、逆にさらりと羽田から飛ぶより成田からのほうが海外感がより出るなぁと思うし。
 でもねぇ帰りは、やっぱりね。疲れてるでしょ、海外からの帰国は。だとすればどうしたって、成田からはるばる帰ってくるのは嫌になる。羽田からすんなりさらりと帰ってくるのが全然いい。断然いい。
 今回のハワイも、行きは成田、帰りは羽田。最高の組み合わせ。
 羽田と成田の使い分けには、こういう側面もあるんだな。参考にしてくらはいね。
 
 
 (19:17)