有馬記念

 そしてことしも、この日がやってきたわけである。
 自分の中で一年最後のGIというと毎年29日の東京大賞典(大井)なんだけど、やっぱり世間的には中央競馬ラストの有馬がラストGIってことになるんでしょう。とりあえず僕にとっても、有馬は一年のラストではないにしても、たしかに締めくくりのGIではあるわけで。
 ことしはディープインパクト以来のクラシック三冠馬が誕生した。その三冠馬オルフェーヴルが、有馬にも出てくる。だけども自分としてはいまだにこの馬があまり強いとは思えず、そもそも最初からはずそうと思ってたので、まあ初志貫徹ってことで、やめときましょ。(ここで勝ったら初めて強いと認めてあげますw)
 最強世代といわれた現4歳があまりにもふがいない。前日オッズでは1番人気オルフェーヴル(3歳)、2番人気ブエナビスタ(5歳)、3番人気アーネストリー(6歳)で、ようやく4番人気に昨年の覇者&ことしのドバイワールドカップ覇者であるヴィクトワールピサが出てくるのみ。5番人気は秋天を勝ちJC2着のトーセンジョーダン(5歳)だから、春天を勝ったヒルノダムール、昨年のダービー馬エイシンフラッシュ、昨年のJC馬ローズキングダム春天1番人気のトゥザグローリー、もしかしたら世代最強かともといわれ続けるルーラーシップ……どれもこれも全然人気がない。おまけにペルーサは取り消しだ。そろいもそろってなんというていたらく。でも、逆にここは4歳でしょう……と、何日か前までは思ってた。レッドデイヴィスの鞍上が武豊に決まるまではw
 やっぱ、武くんの24年連続中央GI勝利ね。これにどうしても期待したいので。早くから高い素質をささやかれたこの馬。初GIが有馬というのはムリがあるのは承知だし、距離不安も了解だけども、ま、有馬は夢をのせるレースだからさ、当たらなくても夢を見られればいいでしょ。いわゆる、武豊と心中。
 ってことで、2011年の有馬記念、本命はダメ元で3歳騙馬レッドデイヴィスで。相手筆頭はアーネストリー、単穴にヒルノダムール、以下、中山に強いヴィクトワールピサと、不気味なルーラーシップ秋天・JCと連戦した組は基本的にはずすけど、このレースがラストランとなるブエナビスタには敬意を表して相手に入れておく。
 2011年の最後は、当たってもはずれても、武豊で。
 
 <有馬記念>(GI・中山芝2500)
  ◎レッドデイヴィス
  ○アーネストリー
  ▲ヒルノダムール
  △ヴィクトワールピサ
  △ルーラーシップ
  △ブエナビスタ
 
 (10:15)