親しみ

 そんなわけで、帰ってきた。
 羽田に着いたのは午後10時10分くらい。通関して京急の駅に行ったのが半くらい。例によって、うちは近いからこの時間でも(もっと遅い時間でも)まったくもって問題ないのである。那覇からの帰りはいつもたいてい11時半くらいの着だし。
 本日、台北は朝からずっと小雨。でも傘はささずに上着のフードを引っ張り出せば済む程度だった。龍山寺のほうから清朝時代の町並みへ、さらには奥さんのリクエストで中山近辺のおしゃれ系タウンなんかも歩きまくった。関係ないけど、龍山寺はロンシャンって読むし、MRT(台北の地下鉄みたいなの)には上に書いた中山とか、ほかに府中ってのもあるし、競馬系地名がけっこう目に付くのが笑った。
 
 きょうも台北ラクだったw
 で、なんでラクなんだろうって考えてみたんだけど、もちろん人がいい、街がいいってのはある。でもその根底にあるのは、やっぱり、親日的ってことなんじゃないかと思った。
 これもおととい書いたけれども、韓国や中国本土のような緊張感がない。だから素直に、自然に、親しみをもって溶け込める感覚がする。
 それはきっと、向こうからも親しみがあるからなんじゃないか。仮に親しみと呼べるほどのものではなかったとしても、少なくとも敵意ではない、と。
 敵意があればこっちも構える。親しみがあれば、こっちも当然親しみをもつ。
 ま、僕は住んでるわけじゃないから、そんなに深いところまではもちろん全然わからないけど(だいたい、今回は初めて、しかもわずか3日間行っただけなのだし)、だけども台北の街と人にそういう楽さを感じることができたのは、僕と台湾は相性が悪くないかもしれないという大きな可能性が示されたということでもあって、これは手放しで喜んでいいことなのではなかろうか。あとは回数を重ねたら、もっと考察してみようとは思う。
 うちは羽田が近いし、羽田からは松山に飛んでるし、松山から台北の市街地までも近い。この近さを、さらにいっそう活かしたいなと思う。
 それとまた別のアプローチとして、那覇からの往復でも、飛んでみたいな……羽田からのほうが安いけどねw
 
 (15日0:31)