世界遺産の植物園

 今回の旅では世界遺産の訪問数もいくつか増えることになるわけで。旅のスタート地点となったマカオは以前にも行ったことがあるので省くとしても、26日に訪れた喜望峰一帯のケープ半島はその植生を保護する地域が「ケープ植物区保護地域群」として登録されている。
 そして、きょう散策した「キルステンボッシュ(カーステンボッシュ)国立植物園」も、「ケープ植物区保護地域群」に含まれる世界遺産のひとつだ。
キルステンボッシュ国立植物園1 キルステンボッシュ国立植物園はテーブルマウンテンの麓に広がっている。ケープタウンの市街地からもほど近い。500ヘクタールを超える園内には南アフリカのさまざまな植物が育っている。世界遺産に登録されている植物園は世界でもここだけ。園内はなかなか起伏が激しく、テーブルマウンテンやその周辺の山に向かっていくつものトレイルが延びている。そのひとつに入りかけて、どこまでも登っていくので途中で引き返して正解だった。きのうに続いてきょうキルステンボッシュ国立植物園2も天気がよく、真冬なのに暑いくらいの晴れ。日向では半袖で十分だった。けれどひとたび日陰に入れば、風がたまらなく心地よくて、いつまでも吹かれていたいくらいだった。
 ちなみにこのあとは、29日にロベン島、30日にはジンバブエザンビア国境のビクトリアフォールズと、さらに世界遺産がふたつ待っている。昨年の初め以来、世界遺産関連の仕事からは遠ざかっているけれど、それはそれとして、訪問する世界遺産の数が増えていくのは個人的にうれしいことなのである。これで何件になったんだっけ?
 
ホロホロチョウ
キルステンボッシュの園内を歩いていたホロホロチョウ。同園のマスコット的な存在のようで、ショップではキャラクターグッズも売られていた
 
マンデラさんの像
園内に建っていたネルソン・マンデラの像。こうして銅像になってみると、マンデラさんというよりはサブちゃん?
 
 (南ア時間28日21:28)