満月のサリンジャー

 今週は火曜日夕方の打ち合わせ1本以外、仕事がまったくなかった。だから映画ばかり見てた。
 きのうは家で「8mm」と「イントゥ・ザ・ワイルド」を見て、そのあとチネチッタで「彼岸島」を見て、帰ってきて「マンマ・ミーア!」を半分くらいまで鑑賞。きょうは家で「夕暮れのとき」「フィフス・エレメント」「ラスベガスをぶっつぶせ」を見た。
 夜、実家に食事にきた。歩いていると、堂々とした満月がきれいだった。満月ってことは、モルディブ金環食を見てからもう半月が経つんだねぇ。
 実家に着いたら、夕刊の一面にサリンジャー死去のニュースを見た。高校の頃、サリンジャーが好きで、初めての海外旅行の場所にニューヨークを選んだのも「ライ麦畑でつかまえて」に出てきたセントラルパークのメリーゴーラウンドに行ってみたかったから。そのときニューヨークでは、もちろんダコタハウスにも行った。さすがに「ライ麦畑」を持っていきはしなかったけれど。
 だからビートルズファン、ジョン・レノンファンにとっても、サリンジャーはちょっと特別な存在だ。その死のニュースを目にしたときは、やっぱりある種の感慨があった。けれど、そうか、まだ生きていたかというキモチも正直あったり。
 この人、ノルマンディーでユタ・ビーチに上陸してるんだよねぇ。歴史だなぁ。今晩、家に帰ったら、ひさしぶりに「プライベート・ライアン」でも見るかなぁ。
 
 (21:10)