金杯

 有馬記念東京大賞典で「ことしも競馬は終わりだ〜」と盛り上がったと思ったら、年が明けて早くも金杯。競馬のスケジュールというのは実は一年中、切れ目がない。一日のレースも1レースから最終まで、しかも各地で切れ目なく続く。一日の収支でいえば、ある程度プラスになったあと、いかにうまく勝ち逃げするかが大事。惰性で買い続けると、せっかく稼いだ儲けも目減りしてしまう。
 などと年の初めに教訓のような堅いことを言ったけれど、そもそも中央競馬が始まる前から川崎で競馬をやっていた人間には何も言う資格はない(笑)。で、本日は東西両金杯だ。
 中山は、年末の鳴尾記念で初重賞制覇を果たした明け7歳馬アクシオンが人気。たしかにここ5走は1・2・2・1・1と手堅く、本格化の評もうなずける。ただし2000mは未勝利(2着は3回)で、中山も連対がないなど全幅の信頼は置きづらいのでは。そこで本命は同厩舎(美浦・二ノ宮)のゴールデンダリア。中山は1・2・2・0と得意。2000も1・1・1・2と安定している。鞍上・ウチパクも本日好調で期待できるところ。
 対抗には前走で福島記念を勝った明け4歳馬サニーサンデー。3kg増だが54kgならまだ有利だ。▲にアクシオンを押さえて、△は軽量のブルーマーテルとマイネルグラシュー。馬券は◎=○、◎=▲の馬単裏表と、◎→△△の馬単で。
 一方の京都金杯。基本的に先行有利なレースだが、今回は前へ行く馬がそろった感もある。そこで後方一手のスマートギアが人気になっているわけだが、正直、前崩れになるのか、それともけん制しあって前が残るのか読みにくいところだ。なのであまり突っ込まないようにしよう。
 本命はクラウンプリンセス。マイル4勝2着2回で京都マイルも勝ち鞍(1勝)があり、斤量はほどよい54kg。乗り慣れた太宰に手が戻るのもポイントが高い。対抗は前走・阪神Cをハイペースで逃げながらキンシャサノキセキの0秒3差に残り、今回も「1頭だけ逃げ残っちゃった」ってのに賭けてドラゴンファング。単穴に軽量で名前もめでたいティアップゴールドを指名した。馬券は、あんまり自信もないので馬連ボックスとかどうでしょう……ワイドボックスでもいいかも(笑)。
 
 <中山金杯>(GIII・中山芝2000)
  ◎ゴールデンダリア
  ○サニーサンデー
  ▲アクシオン
  △ブルーマーテル
  △マイネルグラシュー
 
 <京都金杯>(GIII・京都芝1600)
  ◎クラウンプリンセス
  ○ドラゴンファング
  ▲ティアップゴールド
 
 (14:42)