中山大障害・ラジオNIKKEI杯

 競走馬にはフランス語名が意外と多い。きょうの阪神メイン・ラジオNIKKEI杯2歳Sで人気を集めるヴィクトワールピサがそうだし(ヴィクトワール=勝利)、ヒルノダムール(ダムール=愛の)、タニノエポレット(エポレット=肩章)もフランス語。ダノンシャンティのシャンティもジョッケクルブ賞フランスダービー)が行われるシャンティイ競馬場から取っているのかもしれない。中山の暮れの名物ジャンプGI・中山大障害にも、メルシーエイタイムメルシーモンサン、ドールリヴィエールなどがいる。
 ところがフランス語名の馬(もちろん日本の)というのは、どうも強いイメージがあまり湧かない。最近のGI馬ではたしていただろうか?……お、1頭いた。エスポワールシチーエスポワール=希望)だ。ちなみに有馬記念参戦組ではブエナビスタスペイン語で、フランス語というとネヴァブションくらい。謎な響きのイコピコはハワイの言葉でありんす。
 で、ラジオNIKKEI杯で断然人気のヴィクトワールピサにとっては、薔薇王国への挑戦状をキープして強いフランス語名になれるか試金石の一戦だが、ここは距離延びて魅力たっぷりのヒルノダムールを本命で。馬券は◎の単複と◎→○の馬単でいきましょか。
 中山大障害のほうは、メルシーエイタイムとキングジョイが人気だろう。障害レースは見てるのは楽しいが予想となるとまったくわからないので、とりあえずメルシーエイタイムを信頼してみよう。馬券は買うかどうかはわからないけど、買うならメルシーエイタイム単勝か、相手を穴のマイネルネオスとした馬単で。
 
 <ラジオNIKKEI杯2歳ステークス>(GIII阪神芝2000)
  ◎ヒルノダムール
  ○ヴィクトワールピサ
 
 <中山大障害>(JGI・中山4100)
  ◎メルシーエイタイム
 
 (11:36)