相模湖から外語祭へ

 おっさんたちの宴会合宿は、午前10時の旅館チェックアウトで解散。相模湖駅からおのおの帰路に就いた。
 僕と奥さん、そしてときをくんの3名は、府中にある東京外国語大学の学園祭へ。ここはうちの奥さんの母校なのである(ただし奥さんが通っていた当時のキャンパスは府中に移転する前で、まだ巣鴨の近くの西ヶ原にあった頃)。
 外語大の学園祭がステキだって話は前々から聞いていたから、ずっと行きたい行きたいと思っていたのだけれども、毎年この期間は何かと都合が合わなくて、ついぞ行けなかったんである。
 それがことしは、ちょうど前日からこの朝まで相模湖にいるってことで、帰り道に寄るにも都合がよかったから、ようやく実現。中央線から武蔵境で西武多摩川線に乗り継ぎ、11時半頃着いて、外語祭名物の各語学科が出す世界各地の料理の屋台で食べまくった!(もちろん飲みながら!)
外語祭の各国語学科の模擬店 まずビルマにするかカンボジアにするか迷ってカンボジアのビールとボボーというお粥、次に奥さんの出身学科・モンゴル語学科の屋台でボーズというヒツジ肉が入った小龍包みたいなの、次にトルコのシシケバブ、次にポーランドのビゴスという煮込み、次にラオスのビールとカオプンという麺料理、次にフランスのホットワイン、次にアフリカの学校給食になっている「ポショ」(これはNPO法人が主催するTFT= TABLE FOR TWOという取り組みによって、代金のうち20円がアフリカのウガンダルワンダ、マラウィの学校給食として届けられる)、次にエチオピアのちょい辛のスープ料理ドロワット、最後にチェコのグラーシュというシチュー……1品あたり200円から350円程度で量もそんなに多くはないけど、寒風の中、2時間弱の間まあとにかく食ったよ。
 1時半すぎ、多磨駅でときをくんと別れて、われわれは西武多摩川線是政駅から東京競馬場に向かった。マイルCSは、僕はハズレで奥さんは単勝をゲット。夕刻帰宅して、夜はわが家で熱燗で鍋を食べて、そのあと甲州ワインも飲んで……で、まあ何かと充実した“いい夫婦の日”でありました。
相模湖・天下茶屋 右の写真が相模湖で泊まった旅館「天下茶屋」。甲州街道から谷底の渓流へ下りる途中に、地形に沿って細長く伸びた建物で、その両脇がともにすぐ崖というなかなかスリリングなところだった。秘湯といえばある意味秘湯。いちおう弁天島温泉を名乗るお風呂はまあまあだったけど、部屋や建物は正直……だったかな。食事も値段からしたら微妙。
 でもこの3連休に11人(うち子ども1人)という大人数が泊まれるところで、しかも探したのが先週末のことだったんだから、宿があっただけでもよしとするか、って感じ。宴会は楽しかったしね。
 
 (23:59)