まさしく何もない島だった

 トカラ列島の悪石島から鹿児島に向け航行中。きのうから波がけっこう高かったので、船がこないかと思った。でも、無事にきた。悪石島を出て早9時間。あと2時間弱で鹿児島に到着。
 悪石島、いやすごいところですよ。人口は70人。食堂は0、商店が1つ。自動販売機すら1つしかないので、夜は真剣に真っ暗(自販機の明かりというのは、暗い土地ではものすごく明るい)。そこらじゅうにヤギの糞。
悪石島の港 海に囲まれてるけど周囲は崖だから、砂浜はなし。どこへ行くにも坂だらけ。集落(と呼べるほど家があるわけでもないけれど)は写真の山の上のほうに見える白い道を登っていったところ。港からは急勾配の坂を20分か25分か上がっていかないといけない。
 ただ、何もないのがうれしく感じられる島だ。あと、温泉があるのもいい。公民館みたいな小さな建物の中に内湯と、海辺に露天風呂(もちろんともに無人)。時間を忘れてゆったり浸かりましたよ。このほかにも、今回は海が荒れてて入れなかったけど、海水が入り込んでくる海岸の岩場に海中温泉もあった。もしまた行く機会があったら、入ってみたいなあ。
 

 (18:54)