カールスルーエ豪雨

 昨晩の日記を更新した直後(今回、パソコンは持ってきていないので、日記はすべて携帯からのメール送信で更新)、ヴルタヴァ川に浮かぶ観光船から花火が何発も何発も打ち上げられた。プラハで打ち上げ花火を見るとは思ってなかったから、ちょっと感動した。
 
 明けてきょうは、朝食後からプラハ城やカレル橋などいわゆる観光名所を精力的に歩き回った。プラハ城から見下ろす市街は実に美しかった。カレル橋の近くにはフランツ・カフカミュージアムもあった。そう、プラハといえばカフカだ。
 旧市街で昼食後、午後1時半頃にバスでプラハ空港へ向かった。ドイツへ戻るのに、ちょっとローカルな飛行機に乗ってみたかったので。利用したのはジャーマンウィングスという航空会社。プラハから1時間のフライトで、午後4時に自動車の街・シュトゥットガルトに到着。さらに中央駅から列車に乗ってドイツ南西部のカールスルーエまでやってきた。
 カールスルーエの中央駅でイングランド戦の最後のほうを観戦したあと、2日ぶりのドイツビールを飲みながら軽く夕食。そうして午後8時すぎ発の列車に乗ろうとプラットホームに上がろうとしたら、ホームの屋根を叩くものすごい雨の音が聞こえてきた。
豪雨のカールスルーエ中央駅 上がると、ちょっと最近見たことがないくらいの激しい豪雨だ。時折、稲光もしている。中央駅の巨大な屋根が役に立たず、吹き込んでくるわ雨漏りするわでホームにいられない状態になった。写真がそのときの様子。こんなのでは伝わらないだろうけれど、まだ8時前なのに(!)相当暗い。
 そんなこんなではあったけれど、ドイツ鉄道はあまり気にしないのだろうか、列車はほぼ時間どおりにやってきて、少々の遅れで出発した。先ほどバーデンバーデンに停車。さらに引き続き、ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルト(黒い森)一帯を走行中。雨は上がり、空が少し明るくなった。
 まもなく国境を越え、ドイツからフランスに入る。
 
 (ドイツ時間25日20:50)