蒲田でつながる京の縁

 きょうは大阪のmaroさんを迎えて蒲田で呑んだ。彼はここでも何度かコメントを書いてくれている。
 maroさんとは先月の京都大文字のときに「京のen」で知り合った。すぐにお互いmixiマイミクシィに登録。以降、やり取りをつづけている。物腰も風貌もおだやかで上品で、僕が持っていないものばかりを持っている、感じのよい好青年。いや好青年とはいっても30歳オーバーだし、関西人なんだが(笑)。まあそれでも僕よりは数年若い。うらやましい。
 今回はお仕事の関係で東京へ。宿は品川なんだが「ぜひ蒲田という街で呑んでみたい!」とのことなので、わが蒲田の飲み屋にお連れしたという次第である。
 
 夕方6時過ぎ、蒲田駅にmaroさん到着。まず西口の「越後屋長兵衛」へ。ここで薩摩の芋焼酎を呑みつつ、はまちのかま焼きや赤むつの煮付け、クジラの竜田揚げなどをいただいた。話題は、旅の話と、かわいい女の子の話(笑)。ほぼこの2本で、2時間はあっという間に過ぎ去った。かわいい女の子の話で超盛り上がるとか、おだやかで上品には見えても、彼もやはり男である(笑)。
 京のenでは夜中に黒糖焼酎を買ってきて、中庭でみんなで呑んだ。これもすごく楽しい思い出。maroさんはそのときの黒糖焼酎が気に入ったようで、越後屋長兵衛を出たあとは「いかにも蒲田っぽい感じのお店で黒糖焼酎を呑みたい」とのリクエストだった。そこで徳之島出身のおばちゃんが営む東口の「奄美」に向かったんだが、こともあろうにきょうとあしたが臨時のお休みとのこと。いや残念である。
 仕方ないので西口にきびすを返し、東急多摩川線ガード下の“いかにも蒲田っぽいお店”が集中する辺りを徘徊。結局、客がおらずカウンターの前でおばちゃんがヒマそうにしていた「風林火山」に入った。ここは黒糖焼酎はないんだけれど、たしかに蒲田っぽくて雰囲気的にはよさげである。
 ここでの話題はといえば……いや実はこの店では、maroさんと僕の二人で話した話題というものがほとんどない。なぜかというと、店のおばちゃんが超話し好きで、ずーっと三人で話していたから(笑)。
 阪神タイガース横浜ベイスターズの話、大阪のタクシー事情の話、おばちゃんが受けた盗難の話、強制わいせつ現行犯で辞職の中西一善の話、三億円事件と吉展ちゃん事件と平塚八兵衛の話、鈴ケ森と小塚原の処刑場の話、山梨のほうとうの話(風林火山は名前でわかるとおり山梨出身の方のお店なので、冬季はほうとうを出してくれるとのこと)、などなど、などなど。ここでも2時間があっという間に流れた。気づくと時計はもう10時過ぎ。店を出て、maroさんは品川のホテルへ戻っていった。
 いや楽しかった。風林火山のおばちゃんにも、僕らはいい感じのコンビに見えたようだ。実際、話していても、彼とはどこか調子が合う。
 こういう縁を作り出してくれた京のenのおかみさん・kanaさんに大感謝、である。
 そういえば東京にきたことがないと言っていたkanaさん、いつか東京で呑みましょう(笑)。
 
 さてさて。美ら島に行ってこよう。
 ……って今週も6日目か。。。
 
 (23:35)