天皇賞・秋

 失礼、また一週間ぶりの更新となってしまった。
 金曜土曜と大阪・神戸に行っていて、帰京しすぐの天皇賞。天気予報のとおり朝から雨になりましたねぇ。
 豪華なメンツという前評判が高いけれども、よくよく見れば、近走る、古馬でバリバリGIを勝っている馬は皆無。アーネストリージャガーメイルエイシンフラッシュいずれもGI馬をなったのは“昔の話”だし、トーセンジョーダンは春以降、裂蹄の関係で順調さを欠いている。注目のルーラーシップだって唯一勝ったGIは香港でのもの。ダークシャドウトゥザグローリーも、素質の高さは認めてもGIは勝ち切れない。年明けから春先に絶好調だったフェデラリスト宝塚記念毎日王冠の2秒3秒つけられた大敗があまりにも不可解だ。
 ……自然、古馬絶対評価ではなく相対評価にならざるをえないし(つまり、どの馬が“より弱くないか”という)、勢いのある若き3歳馬たちに目が集まるのも当たり前のことといえる。
 おまけに、この雨。まあ、そこまで馬場が悪くなることはないだろうけれども、雨が降ってすべることは確かだから、雨があまりに苦手な馬はチョイスしにくい。
 てなわけで、迷った挙げ句、外枠は気になるけれどもカレンブラックヒル本命で行くことにした。正直、二千はやや長い気もする。だけれど秋の天皇賞マイラーでも勝てるレースであることは歴史が証明しているし。毎日王冠と同じ古馬と2kg差なら、なんとかいけるんじゃなかろうか。今回は前回よりもマークされるし、厳しいのは承知だけれどねぇ……ほかの馬もとくに決め手はないので、ま、がんばってください(笑)
 相手には、ナカヤマナイト。勝つまではわからないけれど内枠有利と思しききょうの府中で1枠1番はうれしいところだろう。もちろん実力的にも十分足りる。単穴は、本来ならいちばん強そうだしコース適性もありそうながら、休み明けの大幅馬体重増が気になるルーラーシップ。若干割り引いて単穴止まりとした。
 続いて、内枠先行有利のきょうのコースでグリーンベルトを走れるシルポート。この馬も二千は長いけど、前に行く有力馬がそれほど多くないだけに、ここは楽しみに見ていられる。巻き返しのフェデラリストと、いちおうフェノーメノまで押さえておこう。
 
 <天皇賞・秋>(GI・東京芝2000)
  ◎カレンブラックヒル
  ○ナカヤマナイト
  ▲ルーラーシップ
  △シルポート
  △フェデラリスト
  △フェノーメノ
 
 (12:58)