眠る。

 結局、金曜日にひいたカゼは週末にもっと悪くなった。
 それでもきょうは仕事関係でどうしても出なければいけなかったので、かったるいカラダを引っ張って池袋くんだりまで行ってきた。
 仕事が終わったのが午後2時半くらい。そのあと軽く打ち上げ。僕はどうにもダルかったし、別件の仕事もやらなければいけなかったので、早々に退散してきた。
 帰りの電車がまただるくてだるくて。なんとか家について、カゼ薬を飲んで、ちょいと眠ろうと横になったら、そのまま3時間はぐっすりと眠った。んで、起きた。おにぎりを食べて、また眠ろうか、あしたの昼までに送らないといけない原稿に手を付けようか、迷っていたら、もうこんな時間になった。
 一日や一年が過ぎるのが速い……ということは、最近はつとめて考えないようにしている。考えると余計に速くなりそうだし、そもそも、そう考えてしまうことのほうが負けなんじゃないかって、思うようになった。
 だけども時にこうして体調が悪くて寝込んだりすると、当然、弱気にもなるから、時間の速さを意識してしまうこともないではない。
 逆にオフィスワーカーだったら、まだ昼前か、まだ3時間もあるのか、とか、時間の流れを遅く感じられるチャンスも多いんだろか。拘束時間があらかじめわかっているから、時間の進み方を遅くさせる何らかの機構も発動されるのかもしれない。僕自身は会社勤めをやめてから早13年半が経過しているので、もはや会社で時間の進み方がどうだったかなんてまったく覚えていないし。
 まあなんつーか、べつに時間の流れの速さ遅さが、人生の幸福感を直接表しているわけではないんだけれども。もうちょい眠ろう。
 
 (23:34)