最強の呑みと最弱の馬券

 夕方5時頃、東から上るまんまるお月様。下から4割ほどがたなびく雲に隠れて、その足下にはなだらかに連なる東山の峰々。絵になるなぁ、やっぱ京都は。
 京都(といっても淀だけど)滞在5時間ほどで、帰宅の途に。1泊2日でせわしく三都を巡ってきた。紅葉シーズン真っ只中だけに、京都駅は特大の大混雑。新幹線に乗る前、なんとか弁当を手に入れようと、弁当屋は文字通り殺気立っていた。割り込みや体当たりもそこでだけは「やらないと負け」。げに恐ろしや。
 きょうは淀だったので帰りは京都から新幹線にしたけれど、行きはいつものように伊丹から。まず三宮にバスで。
 今回のそもそもの目的は、田口恵美子さん(元TBSアナウンサーの香川恵美子さん)の著書「メジャーリーガーの女房」(毎日コミュニケーションズ刊)出版記念で、恵美子さんと、ご存じメジャーで2度ワールドチャンピオンに輝いた田口壮さん(現オリックス)のサイン会のお手伝い。僕はお二人と並んで同じテーブルに座り、途切れなく並ぶ参加者たちの本に、田口家オリジナルスタンプをせっせと押していた。
 会場は主催者も大喜びの大盛況。みんなパシャパシャと写真を撮っていたから、たぶん僕もたくさん写ってしまっていることだろう。Twitterとかいろんなとこにアップもされてるのかも。すんません。神戸といえば昔、兵庫県知事と一緒に写った写真が県のホームページにアップされてしまったこともあるから、妙に縁のある街なのかもしれん。
 サイン会のあとは、夕方5時前から、田口夫妻とスタッフ4人で打ち上げ会。恵美子さんはさすが元アナウンサーだから(か?)むちゃくちゃ話し好きだし、壮さんも野球の話となると突然目が変わる。とにかく話し込んで、気づけば4時間がゆうに超えていた。
 本来ならそのまま神戸に泊まりたかったのだけど、観光シーズンでもあるし翌日ハーフマラソンが開催される関係もあるのか、三宮元町近辺では宿が取れなかった。なので大阪まで出てきて、淀屋橋東横インに泊まった。
 で、きょうは昼すぎに淀(京都競馬場)に向かい、マイルCSはさんざんにハズレて、いま東京に帰る新幹線に乗ってるってわけである。
 とにかく何より田口夫妻と長い時間お話しできたことが、これ以上ないくらい楽しくて仕方がなかった。当初想像していたのより、何十倍も。バーベキューしましょうとか、麻雀しましょうとかいう話にもなってたから、またお二人にお会いする機会もあるかもしれない。それをひたすら楽しみに。
 

写真は、全然関係ないけど夜の御堂筋
 (18:38)