エリザベス女王杯

 今週のエリザベス女王杯から、年末の有馬記念まで7週にわたって続くGIシリーズがスタートする(より正確にいえば、その後の東京大賞典まで8週連続)。本日は府中で観戦。曇り。でも寒くはない。
 荒れるか、それとも堅いのか……いまいち読めない今年のエ女杯。充実度を考慮すればメイショウベルーガははずせない。京都2400のGII日経新春杯京都大賞典)で牡馬たちをねじ伏せた力は相当なもの。とはいえその他のレースを見れば案外ペースに左右されており、スローの展開では勝ちに届いていないのが気になる。この距離で1・0・0・2、京都コースで4・0・0・5と、勝てない場合は4着以下になる可能性も高いので、頭か否かで考えるべきだろう。前に行く馬がどれくらいのペースで引っ張ってくれるかは大きなカギだ。
 逆転候補はアパパネと同着のオークスサンテミリオン。前走は休み明け&ゲート内トラブルでまったくレースになっておらず、しんがり負けも納得。逆にほとんど走っていない分、実践調教だったと割り切る手もある。ペルーサ天皇賞で巻き返したように、ここでも実力ある3歳馬の逆襲がありうるだろう。
 単穴(穴じゃないけど)にアパパネを押さえて、その下には距離不安もあるが陣営は「一変」を強調するヒカルアマランサス。“牝馬限定戦に距離適性なし”で、一発は大いにありうる。馬券は◎から各馬への馬単で勝負。加えて○‐▲、○‐△の馬連も。あともう1点、話題の「sengoku38」で枠連の3‐8も押さえで買っておこう。さらに気にするなら、APECで海外諸国に押されっぱなしの世相から、外国馬2頭+外国人騎手2頭の4頭ボックスなんてのも遊びとしてはおもしろい。
 府中メインの武蔵野Sは、せっかく復帰するも来週からまた乗れない横典さんのユノゾフィーで。相手はユニコーンSで同舞台を勝っているバーディバーディ。馬券は◎の単複と◎‐○の馬連で。
 
 <エリザベス女王杯>(GI・京都芝2200)
  ◎メイショウベルーガ
  ○サンテミリオン
  ▲アパパネ
  △ヒカルアマランサス
 
 <武蔵野ステークス>(GIII・東京ダート1600)
  ◎ユノゾフィー
  ○バーディバーディ
 
 (12:52)