光の海、雲の島

 いくつになっても、年に何十フライト乗ろうとも、飛行機では可能なかぎり窓際に座りたい派。
光と雲の伊是名島 写真は先日の那覇ー羽田便で機窓右側に見えた、朝の光の海に浮かぶ伊是名島(手前)。琉球第二尚氏王朝の故地であり、最近では映画「さんかく山のマジルー」の舞台にもなった島だ。
 奥は沖縄本島北部のやんばるで、その左端が本島最北端の辺戸岬。アンダーだがそれがまたきれいかなと思った。カメラを少し左に振れば与論島が視界に入る。
 国内線はもちろん、海外へ行くときも、香港程度までの短時間なら迷いなく窓側を選ぶ。それを超える長距離であっても、単独行でなければできれば窓側だ。
 要は、僕は長距離便では席から通路へ何度も出たり入ったりしたいので、一人旅で窓際に押し込められるとさすがにつらい。でも二人旅で2列席の窓・通路側双方を占めてしまえばOKだし、仮に三人旅なら3列席でも問題ない。
 同行者も窓際に座りたいという場合は、もちろん僕は窓を独り占めにしようだなんて考えてはいないので、それはちゃんと交代するよ。
 ともあれそういうわけで、僕は飛行機は窓際が好き。鉄道なら窓側席に座らなくてもちゃんと外を見通せるけど、飛行機だと角度ゆえ地上は厳しいからね。窓側と一個内側の視界の差は、これは実に驚くほどちがうので。
 そうして眠らずに外を見ていれば、すばらしい天の贈り物を目撃できる。夜間飛行では窓に張り付いて星空も眺められるんだな。
 
 (23:41)