暑き埼玉

 午前中から、取材で埼玉の三芳町へ。
 暑い、ほんと暑い。海の近くで生まれ育った身からすると、許容を超える暑さの感覚。炭火でじわじわ焼かれてるみたいだね。
 といいつつ、埼玉に生まれ埼玉に育った同行のスタッフによれば、この辺りは埼玉でも大して暑くない地域なのだそうだ。大宮浦和のほうがもっと暑くて、もちろんさらに上を行くのが熊谷。そりゃそうだ。なにせ岐阜の多治見とともに日本最高を記録したんだから。うちの母の膝関節の主治医が最近、熊谷に引っ越してしまったけれど、ちょいと住みたくねェな、そんなに暑いところには。
埼玉県三芳町の旧池上家住宅 で、まずは三芳町役場を訪問。そのあと、町の歴史民俗資料館へ行った。資料館の本館(といっても小さい)の前には、立派な茅葺きの古民家が移築されている。広い土間や囲炉裏、仰々しい自在鍵と昔の母の実家を思い出させた。その縁側にでも座れば、陽射しは遮られ、風も抜けて、冷房なんてなくても十分に涼しい。昼寝したくなる。
 前にも書いたかもしれないが、いま僕の家でも、よっぽどのことがなければ昼はエアコンを使わないでまったくOK。要は、風が抜けさえすれば現代の家屋でもエアコンなしで問題ないわけで、これから家を引っ越すとしても、やっぱり“風の通る家”てのは大事な条件だなとあらためて思うわけで。
 エアコンつけると、やっぱどっかカラダの調子が悪くなるからなぁ。
 
 (13:52)