弥生賞

 ウオッカが去った。2度目の鼻出血で。せっかくドバイまで行ってワールドカップに出られないのは残念だけども、どうせそこで引退の予定だったのだから、ひどいことになる前にというのは当然の決断だと思う。
 それはともかく、最近の関東の週末はほんとひどい天気ですな。中山の馬場も、きのうに増してひどいことになっているようで。
 そんな中、本日は弥生賞。春のクラシックトライアルの“顔”的なレースで、ここから数々の名馬が巣立っていったことはいまさら言うまでもありますまい。
 ことしは「関西馬」「武豊騎乗」「ラジオNIKKEI杯勝利」という絵に描いたようなクラシック候補生・ヴィクトワールピサ単勝1倍台の断然人気。ただし……結果を残しているのだから強いことは強いのだろうが、ラジオNIKKEIはそれほど強い勝ち方には感じなかったし、初の東上でこの馬場となれば1.8倍は行きすぎかと。取りこぼしの可能性十分。
 そこで本命◎は、朝日杯でローズキングダムの2着と高い能力を示したエイシンアポロン。距離不安が言われるが、父ジャイアンツコーズウェイに母父サドラーズウェルズなら2000mは問題ないはず。重い馬場も欧州血統はむしろ買いだろう(前週の中山記念で産駒がワンツーしたオペラハウスもサドラーズウェルズの仔)。強い勝ち方を期待したい。
 対抗○には、ダイワバーバリアン。今回の中山開催で好調のマンハッタンカフェ産駒ということで、積極的に買う材料がある。きさらぎ賞を使っていることもあり、本命まで考えたが、きのうの中山は内のほうが有利のようだったので○にとどめた。単穴▲には、気持ちよく前に行ったら怖いアドマイヤテンクウ。父キングカメハメハの3歳重賞土日連続制覇もありうる。以下、穴人気しているが父ガリレオで道悪が得意そうなミッションモードと、逃げて一発のコスモヘレノス、そしてヴィクトワールピサにいちおう△をつけておくが、馬券は◎の単複と◎から○▲の馬連で。
 
 <弥生賞>(GII・中山芝2000)
  ◎エイシンアポロン
  ○ダイワバーバリアン
  ▲アドマイヤテンクウ
  △ミッションモード
  △コスモヘレノス
  △ヴィクトワールピサ
 
 (14:15)