フェブラリーS

 本年初の中央GI。当然府中へ行くつもりをしていたのだけど、からだがまだ本調子じゃないので自粛しておいた。
 データから外枠有利といわれる府中マイルでも、普通に考えれば勝つのはエスポワールシチー。ジョッキーの府中ダート実績はちょっと気になるが、馬の力で補って余りあるだろう。ムリにハナへいかず、前目でじっくり構えていればOK。昨年も4着とはいえ勝ち馬とはわずかに0秒2差で、展開のアヤ。実力的には勝っておかしくなかった。はるかに成長した現在なら、JCダートと同様の圧勝が期待できそう。本命で。
 問題は相手。初ダートに挑む芝歴戦の勇士たちが、はたしてどうかというところである。これも普通に考えれば「重賞クラスで初ダートは切り」が常識。ただしトゥザヴィクトリーが逃げて3着に飛び込んだ実例はあるから、初ダートといえ逃げられる馬は軽視できない。面々を見渡すと、その脚質といい、GI2勝の格といい、ローレルゲレイロは簡単には見切れないと思う。たしかに距離不安はあるし、目標自体もここではないだろうが、すんなりマイペースで逃げたら波乱の目になる可能性はある。▲で注目。
 血統的にはレッドスパーダが、父タイキシャトル×母父ストームキャットで5年前の勝ち馬メイショウボーラーと同じ。逃げないまでも強力な先行力はあるし、3週前に東京新聞杯を勝って勢いがあるのも怖い。やはり軽視はできない。△で押さえておこう。
 リーチザクラウンは………んー、正直わからない。走ったら、やっぱりスゴイ馬だったんだなっていう感じ。名前にトヨタの車種名が入っているのは不気味だけどね。
 以上を見て、初ダートの馬にも魅力を感じるが、対抗はやはりダートで実績を残すグロリアスノアで行ってみたい。マイルは2・1・0・0、東京ダートも3・1・0・0とすべて連対圏を確保。鞍上がGIの雰囲気にのまれなければ、安定して走るはず。
 他の有力馬では、サクセスブロッケンは内田博の骨折の治り具合がやはり気になる。テスタマッタは枠がちょっと内すぎか。
 そんなところで、馬券は◎から○▲△の馬連で。◎‐○を厚めにいきたい。
 
 <フェブラリーステークス>(GI・東京ダート1600)
  ◎エスポワールシチー
  ○グロリアスノア
  ▲ローレルゲレイロ
  △レッドスパーダ
 
 (14:35)