AJCC・平安S

 1回中山・京都最終週。東は来週から府中だ。府中は近いからうれしい。中山は遠いし、負けたときの帰り道があまりにせつなすぎるし……。
 中山メインはAJCC。GI馬がいちおう3頭いるのにどれも信頼しづらくけっこう難解。昨年の勝ち馬もここ最近の凡走から手を出しづらい。重賞未勝利だが中山の重賞で2着が3回あるトウショウシロッコを本命にした。中山2200は中山をよく知る関東のジョッキーを狙うのが鉄則。ここ10年のAJCCを見ても、うち8つは関東のジョッキーで、残る2つはペリエと藤田。2着まで広げても関東がほぼ独占状態である。その点、中山は堅実に走るトウショウシロッコなら、鞍上も乗り慣れている吉田豊だし、評価は相対的に高くなる。
 相手は思い切って大外シャドウゲイトで考えてみたい。シンガポールで国際GIを勝ったのは2007年5月で、それ以降勝ち星がないが、ここはかえって気楽に乗れそう。田中勝も中山の2200は得意といっていい。単穴には鞍上ルメールが怖い2年前の皐月賞キャプテントゥーレ。人気のデルフォイはヤネが関西の藤岡佑ということで割り引き、連下評価まで。昨年の春の天皇賞マイネルキッツは中山向きではないと見て切り、フトコロに余裕があってもう一頭入れるとするならむしろダイワワイルドボアか。馬券は◎‐○の馬連・ワイドと◎‐▲△の馬連で。○‐▲の馬連も押さえておくかも。
 西のメイン・平安Sは、先行が有利な京都ダート1800で、有力馬に逃げ・先行系がそろった。メンツを眺めた印象どおりに前が速くなるのか、それとも逆にけん制しあって遅くなるのかレース展開が読みにくいため、ここは手数を抑えたい。前走で好走しながら今回斤量減の2頭、ダイシンオレンジロールオブザダイスに絞ることにした。馬券も馬連(あるいは枠連)およびワイドの各1点のみで。アドバンスウェイやウォータクティクスがきちゃったら、知らない。
 
 <アメリカジョッキークラブカップ>(GII・中山芝2200)
  ◎トウショウシロッコ
  ○シャドウゲイト
  ▲キャプテントゥーレ
  △デルフォイ
 
 <平安ステークス>(GIII・京都ダート1800)
  ◎ダイシンオレンジ
  ○ロールオブザダイス
 
 (11:07)