キューザック? アーヴィング?

 きょうはチネチッタで「イングロリアス・バスターズ」と「2012」を見てきた。
 ローランド・エメリッヒの話題の「2012」は、ジョン・キューザックが主演。このオッサンの顔、なんか好きなんだよねぇ。オッサンといっても歳は2つか3つかしか変わらんのだけど。
 僕はパニック系、とりわけ地球壊れちゃう的なディザスター系ムービーが大好き。で、今回の「2012」もかなり期待をして臨んだわけ。
 内容的にはまあまあ。それはともかく、割れる道とか落ちてくる高速とか倒れてくるビルとかヒュンヒュン飛んでくる火山の噴石物とかに、キューザックがあすこまで見事にすり抜けたり飛び越えたりして逃げ延びるのは、あまりにもちょっとやりすぎだよなぁと。迫力どころか、もはやファニーでコミカルでやや脱力ですらある。ギリギリ度を減らして余裕で逃げれるようにするか、あるいはいっそ逃げるシーンは省いて街や大地が壊れていく映像だけにしてしまったほうが、かえってリアルでいい感じに仕上がると思うんだがなぁ。
 いまは家で「ホテル・ニューハンプシャー」を見ているところ。好きな作家はと質問されるといつも困るんだけど、ジョン・アーヴィングはひとまず間違いなく好きだと思う。「熊を放つ」とか「サイダー・ハウス・ルール」とか、「ガープの世界」とか、そしてこの「ホテル・ニューハンプシャー」とかね。
 だけども、好きな作家は?と聞かれてジョン・アーヴィングと答えるのもちょっとどうかなと思うので、うーん、やっぱりどうしようかなと。好きな俳優はと聞かれてジョン・キューザックと答えるのもどうかと思うのと、おんなじ感じで。
 ま、アメリカですな。
  
 (23:59)