武蔵野S
<武蔵野ステークス>(GIII・東京ダート1600)
◎マチカネニホンバレ
○トランセンド
▲サクセスブロッケン
GI馬あり、歴戦の古馬あり、伸び盛りの3歳馬あり……で、先の交流GI・JBCよりはるかにおもしろいメンツが集まったGIII・武蔵野S。JBCのところでも書いたけれど地方交流GIのシステムはいいかげん改善してほしいし、中央のダート重賞ももっと増やして路線整備してほしいと願う。
ともあれメンツがおもしろいだけに、レース予想も難しい。実績ではフェブラリーS馬サクセスブロッケンが上位だが、目標はまだ先のJCダートであろうし、この相手に59kgではあっさりとはいかないだろう。前走も勝ったエスポワールシチーが強かったとはいえ、少々不甲斐ない離され方だった。ダートで底を見せていない3歳馬も多いが、ここは◎マチカネニホンバレで。前走は新潟開催となったエルムSで初重賞制覇を果たした。東京ダートは4勝負けなしと得意で、1600mも3勝無敗の好成績。いまならGI馬や将来有望な3歳馬たちにも勝てるだろう。
相手は、やはりサクセスブロッケンははずしがたいがここは▲にとどめて、○は3歳馬からトランセンドで。並み居る3歳馬の中でも、交流GI・ジャパンダートダービーを勝ったテスタマッタは4ヵ月の休み明けで、しかもサクセスブロッケンに次ぐ58kgと信頼はしづらい。連勝中のワンダーアキュートは和田が合っているだけに鞍上替わりがやや不安。シルクメビウスはもうひと追いほしいところだ。となると消去法で残るのがトランセンドとラヴェリータ。同じオーナーの馬なので読みづらいところはあるが、トランセンドは牡馬ながら55kgと斤量にやや恵まれたところがあるので、こちらで押してみたい。前走敗北の巻き返しは大いにありうる。
(13:02)