菊花賞

 いま、横浜。そういえば昨年の菊花賞も横浜中華街にいたなぁ。迷ってはずしたオウケンブルースリが勝って、その結果を携帯で知って見上げたら、目の前の店にブルース・リーのTシャツが掲げてあったという、ウソのようなホントの話だった。せつなかった。
 ことしの菊花賞は、ダービー馬が不在。皐月賞アンライバルドも前走が不甲斐ない負け方で不安視され、一方でダービー2着のリーチザクラウンと、トライアルの神戸新聞杯セントライト記念をそれぞれ勝ったイコピコナカヤマフェスタが人気を集めている。
 逆にいうなら大本命不在なわけで、いつもならかなりの穴馬を探すところだけれど、こういう混戦模様だからこそ皐月賞馬の実力に賭けることにした。本命アンライバルド。岩田が先週今週と続けて調教をつけているところに本気度と充実度を感じるうえ、課題の気性もこの2週で岩田が手の内に入れたと見たい。懸念の声が大きい距離面も、母父サドラーズウェルズなら問題ないだろうと思う。ダービーは馬場があまりにアレだったが、言われているような瞬発力だけの馬ではないだろう。
 相手は昨年の2歳チャンピオン・セイウンワンダーに期待。最近は勝ちきれないにしても、ここ一番の底力があり、混戦で浮上するタイプだろう。馬券は◎の単勝と、◎‐○の馬連・ワイドで。加えてもう1頭、大穴でセイクリッドバレーの大駆けもあると見て、上の2頭と軽く3連単ボックスを買っておこう。
 
 <菊花賞>(GI・京都芝3000)
  ◎アンライバルド
  ○セイウンワンダー
  ▲セイクリッドバレー
 
 (12:53)