2020年五輪
2020年オリンピックの招致に、広島と長崎が共同で乗り出すのだとか。
これですよ、これ。1988年五輪招致で名古屋がソウルに負けたとき(1981年)だからもう28年前から、「広島・長崎平和五輪」は僕の持論だった。「今回もナゴヤじゃなくてヒロシマ・ナガサキが出ればよかったんだよ」と。まあ持論といっても公の場所に発表したわけではなくて、中学生だった当時は学校や家で、長じてからは呑みの場やネット上などで主張していただけだけれど。
でも今回の2016年東京招致だって、広島・長崎だったら勝ち目はあった。まだ核廃絶の実績を挙げていないオバマがノーベル平和賞を取っちゃう年なんだから、「広島・長崎」はそれこそ“南米初”を超えて訴える力があるし、そこに鳩山の「25%削減」発言が組み合わされれば、勝てただろうなあ……と残念に思う(裏でオトナの取引関係があった場合の勝敗は別として)。
次の五輪招致が、がぜん楽しみになってきた。ただ2020年というと原爆投下から75年で、第二次大戦を実体験の記憶として持つ世代の多くがこの世を去っているであろうことは、せつないけれど。
ともあれ僕の身は、本日も那覇。きょうは午後から旗頭行列と、大綱挽。
ここ沖縄も、第二次大戦やそれ以降のアジアでの戦争を、人のそして大地の記憶に深く焼き付けている場所である。
(11:39)