京成杯AH・セントウルS

 秋の短距離戦線に向けて試金石となる中山の京成杯AH。父がサンデーサイレンスの子という馬が4頭いる。開幕週の中山は真ん中より内側が有利なのが定説で、今回はうち3頭がそこに入った。きのうは母父SSを狙って失敗したが、あれはあれ、これはこれ。今回は狙わない手はない。牝馬2頭もいいが、中でもおもしろそうなのがフジキセキ産駒タマモナイスプレイ。中山は1度出走して惨敗しているが、1度だけなので参考にはならない。阪神で好走してきているので十分こなせるだろう。むしろ脚質から前走の新潟や府中よりも中山のほうが合っているかもしれない。相手にはダンスインザダーク産駒のザレマフジキセキ産駒のエフティマイア。ともに牝馬だがマイルが合っているはず。最後に、マンハッタンカフェ産駒のヒカルオオゾラもまるっきりの無視はできないということで、抑えに。買い方としては◎の単複と◎から○▲△の馬連、◎1頭軸マルチの3連単(18点)で。
 阪神セントウルSは、昨年のスプリンターズS覇者スリープレスナイトが春の高松宮記念以来の出走。高松宮記念も半年以上の休み明けで2着にきているのだから、GI馬の底力を侮ることはできないけれど、夏場を一度も使っていないことで順調さを欠いているのは事実。……ここではあえて1200初挑戦のスズカコーズウェイに期待してみたい。1400の京王杯SCを勝っているから1200もおそらく守備範囲。スリープレスナイトと同じく休み明けながらこちらは安田記念からの3ヵ月だからスケジュール通りだろう。休み明けのレース自体、1勝2着1回の連対率100%と心強い。相手にはやはりはずせないスリープレスナイトと、夏場に力をつけてきたサンダルフォン。◎の単複と◎‐○の馬連で勝負。余裕があれば◎○2頭軸マルチの3連単も。
 
 <京成杯オータムハンデ>(GIII・中山芝1600)
  ◎タマモナイスプレイ
  ○ザレマ
  ▲エフティマイア
  △ヒカルオオゾラ
 
 <セントウルステークス>(GIII阪神芝1200)
  ◎スズカコーズウェイ
  ○スリープレスナイト
  ▲サンダルフォン
 
 (11:57)