終わりと始まり
第91回夏の甲子園、開幕。
近畿は相変わらずの校名が並んでいてややゲンナリだけれど、全国的にはことしは初出場が多く、新鮮ではある。反対に作新学院など懐かしい名前の復活もあって、おもしろい。
そんなわけで、ちょいと競馬スタイルで優勝校予想。
◎横浜隼人
○帝京
▲九州国際大付
△西条
△酒田南
本命はいきなりの大穴予想。でも神奈川県大会を見ていて、一戦一戦、力と粘り強さを付けていくのがわかった。横浜を破り、桐光学園を破り、決勝で桐蔭学園を降した実績は本物。初出場でも県大会の勢いをキープすればいける。期待したい。
帝京は東東京大会決勝で母校・雪谷を破ったことへの思いもあり、甲子園でもがんばってほしい。打力が注目されるがことしの帝京はむしろきっちりした野球に特徴がある。総合力は高い。
九州国際大付、西条も夏を勝ち抜く力を備えたチーム。そして波乱の目に、酒田南。
……と、甲子園はきょうから始まるわけだけれど、一方で完全に終戦を迎えてしまったベイスターズ。
昨晩は名古屋から新幹線で駆けつけたのに、宿敵相手に大敗し、しかも村田がケガで今季復帰は微妙。今回は左脚だから、WBCで肉離れした右脚をかばい続けたことが大きいのかもしれない。
村田の3年連続ホームラン王への期待も完全に終息し、もはや楽しみといえば内川の首位打者争いくらいしかなくなってしまった。今季観戦成績も9勝9敗とふたたび五分に逆戻り。……情けなくなってきた。
(9:39)