雪谷、散る

 母校の2度目の甲子園出場は、横綱・帝京の厚い壁にはね返された……。
 本日、神宮で行われた東東京大会決勝。きのう書いたとおり、僕も応援に行きましたよ。
東東京大会決勝 神宮は大盛り上がりで、内野はほぼ満員(外野は開放せず)。とくに雪谷応援団の陣取る三塁側スタンドは早い時間からいっぱいになった。さすがに都立の決勝進出とあって注目度が高い。僕はバックネットの後方に席をキープし、正午のプレイボールを待つ。
 ワクワクドキドキのゲーム開始……だったけれども、わずか10分ちょっとでゲームの大勢は決まってしまった。1回表、帝京の攻撃。エラーと微妙な判定と運の悪いところに飛んだ打球とで浮き足立ってしまった雪谷ナインは、いきなり迎えた無死満塁のピンチをしのぎ切れず、結局初回に痛すぎる6失点。ここまで全試合を一人で投げ抜いてきたエース・坂本くんのボールにもこれまでのような勢いがない。その後もペースをつかむことなく、1-24の記録的大敗……。
 甲子園は、やはり遠い。
 遠いけど、今回は期待しちゃったな。楽しかったよ。
 またそのうち、きっとチャンスがあるにちがいないと思った、2009年夏の東東京予選なのであった。
 
 (19:46)