断崖絶壁とはまさに

 青ヶ島で1泊。午前10時頃、ヘリで八丈島に戻った。ちなみにヘリは所要約20分。言うまでもなく景色最高。
 青ヶ島八丈島からさらに60km以上南に浮かぶ孤島で、人口およそ200人。ドコモはOKだけどau携帯は使えない。伊豆諸島の有人島では最南端に位置する。
青ヶ島の断崖 周囲は10km弱と小さく、そのすべてが右の写真のような断崖絶壁に囲まれ、集落も標高200mほどのところにある。港はあるが断崖絶壁の下だから容易にアプローチできず、しかも現在、集落から港へ向かう海沿いのルートは崩落で通行止めとなっている(トンネルで島の内部へ抜けて遠回りしていく迂回ルートのみ使用可)。断崖の際に強引に造ったような道路で、崩落現場は道がまるきりなくなっていた。
 そもそも黒潮の真っ只中にあって、波高く風強く、八丈島からの定期船は欠航率4割とまったくあてにならない。実際にきょうも欠航だから、船の旅を予定していたらきょうは島へ釘付けになっていたところだ。その点、ヘリは、まあ9割近くは運航するらしい。片道20分で1万1210円と高いけどね(船はたしか3000円くらい)。
 
 青ヶ島は全体が珍しい二重カルデラでできた火山の島。要は、火山の先っぽが太平洋から突き出した部分が青ヶ島というわけ。
 きのうは天気もよく、二重カルデラの外輪山にあたる島の最高地点・大凸部(423m)からカルデラを見下ろしたり、さっき書いた道路の崩落現場を見にいったりと、とにかくいろいろ歩き回った。もちろん、というべきか、島にはバスも、タクシーも、レンタカーも、ない。
 
 そんなわけで、au携帯で交信可能な八丈島に帰還。本日は八丈島泊。島寿司食うぞ。
 
 (12:02)