離島の夢、散る

　3回戦、ベスト16の残る2試合。まず八重山商工は、実力校・智弁和歌山の前に残念ながら敗北。初出場での全国制覇は夢と散った。
　僕も、美ら島のマスターも、また離島の躍進にかけたすべての人々にとっても、“試合の結果”としては春夏とも残念なことになった。けれど、春以来、いや八重山商工のセンバツ出場が決定的となった昨秋九州大会以来、ステキな夢を見つづけることができ、僕自身も彼らを2度の甲子園や沖縄県大会で生で応援することができ、ワクワクするすばらしい体験を得られたと思う。
　また彼らの後輩たちが、さらには宮古島など他の離島の球児たちにも、がんばって、甲子園にやってきてほしいと心から願う。
　
　3回戦最後の福知山成美−熊本工は福知山成美が勝ち、これでベスト8がすべて決定。あしたとあさっての2日にかけて、8校が激突する準々決勝が行われる。
　
　（20:10）