残念……

 残念。馬券がはずれたこともそうだけど、それより何より、ディープインパクトが負けたことを、実際に負けてみてやっぱりとても残念に感じている。
 
 結局、2005年キーワード的には、金曜に書いた「戦後60年」が正解だったようだ(馬連は6-10)。
 2005年キーワードと関係ないところでは、有馬記念のCMが「メリー、クライマックス」だったらしい。バタバタしていたせいかJRAのCMのチェックを怠るという超初歩的なミスを犯したわけだが、でも終わってこうして見ると、キーワードとかそもそも関係なかったような気がする。きょうのレースはとにかく、ハーツクライ鞍上のルメールがうまかった。いつも後ろから行って最後脚を余していたハーツクライを、これまでと違って前目につけさせた作戦の勝利だった。
 一方のディープインパクトは、逆にスローペースで仕掛けが遅れた。最後は半馬身差まで詰め寄って、なおも伸びていただけに、惜しかった。いちばん強い競馬をしたとは思う。結果的には中山の短い直線がやはりアダになった形。でも勝負事だから、IFはないし、負けてしまったらしょうがないか。来年はさらなる最強馬の道を邁進してもらいたい。
 当日に降ってわいたようなカツハル騎乗事件も、結局ははじけることなく、いつものカツハルで終わった。地方とはいえ先日の全日本2歳優駿でGI連敗記録が止まったのだから、こちらも来年はGI連勝街道を進むくらいの気概でがんばってほしい。
 
 やっぱり、僕にとっては競馬はカネではなくて、浪漫だな。いろいろな意味で、ね。そういうことを再確認した、2005年の有馬記念であった。中央競馬はまた来年。
 
 (20:40、有馬記念後の飲み食い会を終えて20時前に解散し、いまはひとり美ら島にて)