悲しき北回帰線

 沖縄3日目。今回は短く、きょうで東京に帰る。
 ていうか、もう帰ってきた。。。僕は昼過ぎの便で那覇を発ち、先ほど午後3時ちょい前に羽田へ着陸。ときを氏は本島南部戦跡を観光して、夜に帰ってくる。僕が一人先に帰ったのは、今夜、高円寺でかりゆしバンドのライブがあるから(笑)。当初はときをと同じ飛行機の予定だったんだが変更した。
 そんなわけで、家に帰ってちょいとシャワー浴びて、またすぐさま高円寺へ向かうところ。
 
 昨晩は、9月27日以来の「さかえ」。夕方6時半頃に行き、またもや0時の閉店までいた。
 初沖縄のときをは、当然、初さかえで、ヤギも初とのこと。ちなみに彼は数日前に初北海道で初ジンギスカン・初ヒツジだったから、ほんと初物づくしの旅となったわけだ。
 席はもちろん、カウンター。この店は、やっぱりカウンター。おねえさんのなおみさんやほかのお客さんたちとお話をするのが楽しい。以前、カウンターがいっぱいで、座敷でカウンター待ちしたこともある(笑)。
 今回はときをが初ヤギってことで、山羊刺しからスタートし、山羊の炒め、山羊汁までいちおうフルに。ときをも最初は抵抗感があったみたいだけど、すぐに慣れたようだ。ただ、山羊汁はあまり手をつけていなかったみたい(笑)。
 閉店までいたのは僕と、ときをと、あと初めてきたというカップル。最後はなおみさんが、食べきれないほどのサーターアンダギーをこしらえてくれた。なおみさんがサーターアンダギーを作ってくれたのは、僕的にはこれが4度目。そんなにしょっちゅう作るわけではないらしいのだけど、僕が初めて行ったときにたまたま作ってくれて、2度目のとき「あのサーターアンダギーはほんとおいしかった」と言ったらその日も作ってくれて、その後もよく作ってくれるようになった。内地の人では、揚げたてアツアツのサーターアンダギーなんて食べたことがない人が多いと思う*1。イメージがまるっきり変わるから、チャンスがあったらぜひ経験してみてほしい。
 
 明けて、本日。もう11月。
 今回の沖縄は、北海道から着いた初日が雨で、きのうは午後から晴れ。で、きょうは朝から快晴。ようやく沖縄らしい空が戻ってきた。
 朝、ホテルを出て、吉野家で沖縄限定メニューのタコライスを食べたあと、牧志の公設市場でまだ生きている大きなシャコ貝を買い、その2階で刺身にしてもらって食べた。
シャコ貝オトナ食い 写真が、それ。貝の大きさは後ろのティッシュペーパーの箱なんかと比べたら想像できるだろうか。右下がシャコ貝のキモ。手前から左がサービスの海ぶどうやそのほか魚の刺身、もずく酢など。
 朝からオリオンビールを呑みつつ、しこたま食った。新鮮だから味のよさや歯ごたえはもちろんのこと、何しろいっぱいあるから、ひと切れずつじゃなく箸でゴソッとオトナ食いできるのも楽しかった。キモもめちゃうまい。ちなみに中身を食われたこのデカイ貝殻、ときをはみやげとして持ち帰るそうだ。相当重いが(笑)、宅配便にするんだろうか。
 
 11時過ぎに公設市場を出て、僕は空港へ。いま修学旅行シーズンだから、那覇の街も、空港も、高校生の集団が多い。東京へ帰る飛行機にも修学旅行生が乗っていた。ヨロンの楽園荘も、10月半ばから11月にかけては修学旅行で大忙しになるそうだ。
 もう一度、あれくらいまで若返って、いろいろやり直したい……そんなふうに思って、旅の最後にちょっぴりせつない気分になった。
 
 (16:43)
 
 

*1:てか、サーターアンダギー自体食べたことがない人が多いか。まあドーナツみたいなものだが。