京都へ

京のen


 第3試合の途中で甲子園を出て、京橋から京阪電車で京都にやってきた。今夜は8時から、お盆の京都のクライマックス・大文字の送り火である。
 京阪電車は夕方から臨時ダイヤを組んで対応するようだが、まあそういうこと。大文字の京都はたいそう混む。だからいままでは、混雑するお盆の京都は避けていた(というより、お盆は基本的に遠出しなかった。なぜならお盆の東京は逆にすいていて、いわば東京人の手に東京が戻ってきたような感覚がうれしかったからだ)。そんなわけで、大文字を生で見るのは生まれて初めてなのである。
 一昨日の深夜に仕事をしているとき、京町家を利用したゲストハウス「京のen」というところが何やらおもしろそうな企画を立てているのをたまたま見つけた。なんでも夕食に京懐石をいただき、そのあと建物の2階から東の大文字を眺めるというもの(そのあとにさらに音楽会があるらしいw)。なんだか妙におもしろそうだったので、明けてきのうの朝に問い合わせてみたらまだ大丈夫とのこと、すぐに申し込み、いまこうして甲子園を切り上げて京都にきたわけなのである。
 5時半ちょっと前に「京のen」へ到着。いま、夕方の風が案外涼しい座敷の部屋で寝っころがりながらこれを書いている。セミの声が聞こえる外を見やると、すぐそこにまだ緑の東大文字がある。さてそろそろ夕食かな。 (17:54)