ホテル京セラ

 ぜっと氏リクエストの、ホテル京セラ内部の写真、きのうアップしようかと考えていたんだが、実は夕刻から体調が著しく悪くなり、今朝6時くらいまでぶっ倒れていたのだった。でもまあ目覚めたらなんてことはなかったので(歩くとまだフラッとするけど)、急性&急治り系夏カゼかなとか思ったり。ホテル京セラの外観
 ホテル京セラは大枠としては国分だが、正確にいえば国分市から天降川を渡った隼人町にある。まずはホテル京セラの外観から。写真の右が本館、左が新館。1995年9月開業の本館は地上13階建てで、高さ59.5mは鹿児島県内2位だそうだ。新館はちゃんとチェックしてこなかったけれど本館より若干低く、たぶん11階とかそれくらい。こちらは2001年4月の開業となっている。両棟の間は3階部分で空中通路が連絡している。この通路、縄文ナンタラというんだが、それについてはまたのちほど。
 本館の右側は、ガラス張りの網々模様になっている。ぜっと氏のいう「中が空洞」はその部分で、要は1階から最上階まで吹き抜け空間(アトリウム)になっているわけ。1階の窓際にはケーキセット650円くらいでコーヒーが楽しめ、食事もできるラウンジがある。もち、コーヒーはおかわりできる。ホテル系ラウンジのコーヒーは概して気前がよいのがありがたいが、ここはそれに加えて安いのも魅力。間食避け系のはずだったのに、ついついケーキもいただいてしまった。広い窓(13階まで全面ガラス張りなのだからそりゃ広い)からはこのあたり独特のてっぺんが平べったい山が近くに見える。天気がもっとよければ霧島連山も望めるらしいが、残念ながらこの日は見えなかった。
ホテル京セラのアトリウム 
 エレベーターもガラス張りになっていて、吹き抜けのアトリウムを眺めながら昇り降りできる。そのエレベーターから見た写真がコチラ。たぶんこれは10階あたりだろう。アトリウムの窓の向こうには天降川の流れが間近に見えてすがすがしい。こんな地方に(といっては悪いが)してはなかなかスゴイと思ったら、本館の設計は黒川紀章だそうだ。アトリウムの空間占有率は約54%で、日本最大級とのこと。たしかに開放的で、かつ迫力もある。
 1階の窓際にあるのがラウンジで、手前の三角形の建物(3階にある)は結婚式用のチャペル。チャペルの右奥が新館へつながる長さ93mの空中通路、通称「縄文遺跡ミュージアム」になる。70mのムービングロード(要は動く歩道)の両脇には三内丸山や加曽利貝塚をはじめとする日本全国12ヵ所の縄文遺跡に関する資料や、縄文時代から現代までの巨大なタイムスケール(年表)が展示されている。ホテルから車で20分ほどのところに縄文遺跡で有名な上野原遺跡がある関係で、国学院大学小林達雄教授の監修によって造られたらしい。上野原遺跡は約9500年前のものといわれる縄文集落跡で、1999年に国指定遺跡となっている。
 この一帯は天降川流域温泉郷の国分隼人温泉ということで、本館・新館の地下にも温泉の大浴場や中浴場、プール、ジムなどが用意されたスパ施設が設けられている。大浴場から出たところには飲み物やアイスなどを楽しめるスペースがあり、その端はリラクゼーションコーナーになっている。ここでは癒し系CDが流され、「sand“禅”art」というオブジェが置かれていた。このオブジェ、たいそう気に入ったのだが、ここでその話を書くとさらに長くなってしまうので、つづきはまたこんど。 (8:46)