ダービー

 <東京優駿日本ダービー)>(GI・東京芝2400)
  ◎ディープインパクト
  ○ニシノドコマデモ
  ▲アドマイヤフジ
  △マイネルレコルト
 
 ディープインパクトが“絶対に勝つ”とは思わない。なぜかといえば、競馬だからだ。いや競馬に限らず、この世の中に絶対なんてものはたぶんほとんどない。それゆえに、ディープインパクトは“絶対に勝つ”わけではない。トラブルが起きるかもしれないし、他馬から不利を食らうかもしれないし、あるいは鞍上の名手・武豊だって何かミスをするかもしれない。初の東京コース、初の左回りでもある。2400mという距離も初めて。というより、いままでは4戦とも2000m。1600はめっぽう強いが1400や1800はからっきしダメという馬がいるように、この馬も2000以外は全然ダメという可能性だってないわけではない。競馬は馬・人・環境がすべて一体になったスポーツだ
 それはそうだけれども、一方では希望というものもある。ディープインパクトには、このままずっと圧倒的な強さを見せつづけてほしい。それを目の前で、見たい。希望を込めて、2005年日本ダービー、本命はディープインパクト。相手には直線に賭けるニシノドコマデモと、好調福永・好調橋田厩舎のアドマイヤフジ。2歳王者の底力を評価して押さえにマイネルレコルトまで。 (11:30)