夕食・朝風呂・朝食

 夕食はほんと最強系でしたよ。やっぱり佐渡だけに魚介類がいい。魚、貝、ワカメ。佐渡は米どころなので米も最高です。ご飯は古代米でした。個人客はワンゲストということで、「漁り火の間」という、大きな窓の向こうに海が広がる部屋でひとりでゼイタクに食べました。通常なら大広間だそうです。しかも旦那さんが「はい、サービスね」と、気前よく刺し身が通常の量とくらべれば3人前ですか。さらにはカニも一杯丸まま付けてくれました。ワカメのサラダも、ワカメにドレッシングをのせただけなんですが、肉厚で大きくてもちろん新鮮で、すごい食感でした。料理自慢というだけありますね。魚から米まで、ほとんどすべてが佐渡のものでしょう。最近はフードマイレージなんて言葉がいわれていますが*1、そういう意味でも文句なしなんじゃないでしょうか。
 夜は鉄道事故のニュースを見つつ午前0時くらいには寝ましたか。夜中、すごい雨の音で一度目が覚めましたが、またすぐ眠りに落ち、午前5時半に起床しました。で、朝風呂ですよ。民宿だけに風呂場は狭いですが、目の前に朝の海が広がっていて、実に爽快な気分。こんなお風呂なら毎朝早起きして入りますね
 朝食も最強系です。一般的な旅館の、しけた魚と申し訳程度の味噌汁、しょぼい味付けのりといった朝食のイメージとは全然違います。佐渡でとれたコシヒカリのご飯、ワカメと山菜がふんだんに入っている味噌汁。両方とも朝から普通におかわりしました(笑)。とくに味噌汁のワカメは、日頃うすっぺらいワカメの味噌汁しかお目にかかれない都会の人間には感動モノ。まさにゴテッという感じで肉厚のワカメが入っています。この味噌汁と普通の味噌汁を並べたら、同じ「ワカメ」という具が使われていると説明されても同じものとは思えないでしょう。まったく別のものですよ。焼き魚も、もずくも、岩のりも、どれもこれもがほんとおいしかったですねぇ
 このあたりの豪華なホテルや旅館には行っていないので、比較はしませんしできません。民宿だから部屋がいいとかそういうことはないし、ふとんを敷くのもご飯や味噌汁をよそうのもすべて自分で。部屋の鍵すら渡されません(笑)。洗面所ももちろん共同です。だからそういう面でのサービスがほしい人には向かないけれど、そんなの自分でやりゃいいじゃんという人、佐渡の味覚を楽しみたい人には、おすすめです。(と、ここまでは宿を出る前に部屋で書いた
 そういえば宿の名前を書くのを忘れてました。佐渡北西海岸・相川橘というところにある民宿「七浦荘」です。宿の奥さん、帰り際にもう一度よく見たら40歳くらいはいってそうだった(笑)。ともに大田区出身ってことで、なんとなく長話してから出てきました
 
 で、車で両津の港に戻ってきました。ようやくPHSがつながります
 昼すぎの船で新潟へ向かいます。 (10:27)
 

*1:食べ物がたどってきた距離をベースにはじき出した数字。いうまでもなく短いほうが地場産ということなのでGood