20years

 さてと。きょうは3月25日ですね。
 ということは、4月1日まであと1週間です。
 てことは、「夕やけニャンニャン」の放送がスタートした1985年4月1日から、あと1週間でちょうど20年経つわけですよ。
 20年ですよ、20年。10代の子は生まれていないくらいの昔ですよ(笑)。
 自分自身に当てはめていえば、70年安保闘争東大安田講堂事件とか、そのあたりの感覚になりそうなわけで。ああでも安田講堂の攻防戦は僕が生まれた2週間後の話なんで、厳密にいえば生まれる前じゃありません。
 では僕が生まれる直前に何があったかというと、全日本的な大事件としてはあの三億円事件ですね。これは1968年12月に発生しているので、生まれるほぼ1ヵ月前のことです。ほかに1968年に起きた大きな出来事というと、パリの五月革命とか、いちご白書の米コロンビア大学闘争とか、王子野戦病院闘争とか、ロバート・ケネディキング牧師の暗殺とか、金嬉老事件とか、ソ連ワルシャワ条約機構軍)のプラハ介入とか、まあ騒然系がやはり多いですね。中国は文化大革命の時期だし、もちろんベトナムでは泥沼の戦争中だし。そういう時代だったので、当然なんですが。
 生まれる前だから自分の目で見てはいないわけだけれど、あとで知って心に深い影響を与えたこれらの事件たち。とはいえ生まれる前の出来事だというのは事実だし、それをいま思えばやはりすごく昔の話とは思う。で、自分にとってのそれらの歴史的事件と同じようなタイミングで、ことし20歳になる人々にとっては「夕やけニャンニャン」のスタートがあったわけで(歴史的大事件ではないけれどw)、そりゃやっぱり昔の話でしょう。たかが20年といえば、もちろんそうなんですけどね。
 考えてみると、「夕やけニャンニャン」のスタートから10年のときには僕は26歳。まだその時点での人生全体において10年という時間は半分未満だったわけですけど、いま36歳の自分から見れば20年という時間は人生の半分以上を占めちゃってるんですよ。昭和は遠くなりにけり……昭和という時代をもっと長く生き抜いてきたセンパイ方にくらべればまだまだ余裕で若輩者の自分でさえ、そんな実感を日々強くおぼえてしまうきょうこの頃です。 (15:48)