旅の終わり
小笠原から東京に帰ってきて、きょうで11日になる。
1週間は過ぎたけど、小笠原の旅の日数である12日間はまだ過ぎていない。だからなんだと言われても困るけれど。
海外や沖縄など遠方への旅から帰ってきたあと、日常生活へと気持ちを戻すのに時間がかかるのが大変だという話はよく聞く。
僕の場合は、普通はそれはない。
んー、なんだろう、うまく言えないんだけど、そもそも僕は旅から帰ってきて、べつに、気持ちを日常生活へ戻そうと思わないんだよね。そのまま、ほうっておく。
もちろん仕事とか、生きていくために必要なことは、気持ちを日常生活へ戻さなくても、ちゃんとやるけれども。うん。それをするために、わざわざ気持ちを「日常」とやらへ戻す必要性も感じないというか。もちろん僕の場合は、会社員ではないから、通勤もないわけで、「日常」のとらえ方が会社員の人とはちょっとちがうという事情もあるんだろうけれども。
だとしても、わざわざ戻すことはないのになぁって思いは、やっぱりある。旅の気持ちが続いていたほうが楽しいし。
で、また、旅の気持ちが続いたまま次の旅へ行くという。あーそうか、旅も日常なんだな、単にそういうことなのかも。
だからなんつーか、僕はたしかによく旅に行くけど、「旅に行く」って感覚は実はあまりないんだよね。
「旅に行く」ではなくって、「●●に行く」。沖縄に行くとか、モンゴルに行くとか、そんな気持ちなんだろーなぁと思う。たぶん。
便宜上、この日記には「旅」ってタグも用意してあるけど、ま、あくまで便宜上なんだな。
うん、やっぱりそうだ。だから僕は「また旅行に行ってきたの?」とか「こんどいつ旅に行くの?」とかよく言われるんだけど、そういうときだいたい戸惑う。
「また旅行に行ったんじゃなくって、初めてミャンマーに行ったんだけどなぁ」
「こんどいつ旅に行くかじゃなくって、こんどインドネシアに行くんだけどなぁ」
……そんな感覚かなぁ。うん。
そういう意味では、「また行く」という感覚があるのも、けっして「旅行に」ではなくって、沖縄とか、京都や大阪とか、そういった実際によく行くところだけだったりするのかも。
えー、で、今月は、また沖縄に行きます(笑)
それから、こんどは、●●●●●●に行きます(笑)
(23:56)