アイスランド初日とワッフルメーカー

 7日の日記に、スウェーデンからアイスランドへ到着した日のことは書いてましたね。夕方、レイキャビクの空港に到着して、バスで市内に向かい(これがけっこう遠くて50分前後かかる)、宿にチェックイン。
 レイキャビクの宿はホテルではなくて、アパートメントスタイルというか、キッチンが付いてる部屋にした。もちろん素泊まりで食事はなし。オーナーもチェックインのときに鍵を持って現れ(正確にいえば電話で呼び出してようやくやってきて)、いくつか説明をしていっただけで、「チェックアウトのときは部屋に鍵をテーブルの上に置いたままにして出て行っていいよ〜」と去っていった。
 室内は北欧らしく、シンプルだけどセンスいい感じで、いいよねやっぱりこういうのと二人納得。なんでも“北欧”ってだけでおしゃれに見えちゃうってのはある。そりゃああるんだよ、やっぱりね。
 あるシンプルな家電製品、たとえばトースターが目の前にあるとして、それが中国製だといわれると「なんか野暮ったいねぇ」「やっぱりMade in China」とか感じちゃうのに、スウェーデン製だと聞いただけで「おしゃれだなぁ」ってなる。まあもちろん実際に北欧製はデザインがいいものが多いんだけれども、そういう気持ち的な部分もきっとあるよね、まちがいなく。
 先日、ワッフルメーカーを買った。正確にいえばホットサンドメーカーらしいんだが、わが家的には“ワッフルをつくるために”買ったので、出来事としては「ワッフルメーカーを買った」ということで記憶されている。
 いつ頃からワッフルメーカーを買おうという話になったのかは覚えていない。でもいつしか、それはどこかのタイミングで期待されるイベントとなり、自然発生的にワッフルメーカーの唄が生まれ、気がつくと二人のどちらかがよく口ずさんでいた。ひとりが歌うともうひとりも歌った。
 で、買ったワッフルメーカーが、新潟県燕市にある会社のブランドなんだけども、見た目がどこか北欧デザインっぽくて、「これいいね〜」ってことになったんだ。だけども、例によってひっくり返すと裏には「Made in China」と書いてある。Chinaの文字を見たとたん、そうか、やっぱり中国か〜、安いから当然だよね〜、でも日本の会社だからデザインはきっと日本だよね……とか、自分たちに言い聞かせ納得させるようにして、結局はそれを買ってきたわけだけれど(ほかのはもっとデザイン的にどうかって感じだったし)。
 おっと、全然関係ない話になってしまった。
 そんなわけで、3月7日夕刻、アイスランドレイキャビクに到着したわけですよ。
 アイスランドもいちおう北欧だから、通りとか、店構えや内装とか、テーブルや椅子とか、照明とか、壁とか、ほかにも一般の家とか、いや街並み全体とか、いちいちどっかおしゃれ系。冒頭に書いたように僕らが滞在したアパートメントもさっぱりすっきりシンプルデザインで、ああやっぱりいいなこういうのと思ったってところで、続きはまたこんど。
 
 (23:58)