石垣空港とフェブラリーS
ネパールから帰国して数日、こんどは所用で石垣にきているわけで。たしか昨年はきてないので、2年ぶりになるかな。
いま石垣の最大のトピックは、空港。慣れ親しんだ現在の石垣空港はまもなくその役目を終えて、3月7日からは新空港にバトンタッチする。ただ、市街地に近かったこれまでの空港とはちがい、新空港は白保の向こうだから遠い。市街地まで車で30分くらいかかるんじゃなかろうか。1日目(15日)の夜、石垣の呑み屋でお店の人と話したけれど、「遠いし、駐車場は有料になるし……いいことないね」らしい。
僕的にいちばん残念なのはやっぱり、あの雰囲気ある現在の空港とおさらばしなければならないこと。滑走路が1500mと短く、飛行機はランディングしてすかさずの逆噴射が必要で、グィッ、グググィッとGがかかりながらの着陸は、石垣空港の名物でもあった。
また、滑走路が短いため、東京からの着陸はできるけれども、離陸の場合は東京までの燃料を積むことができず、直行便とはいえ途中で宮古や那覇での給油が必要になる。そんなところも新空港が求められた理由なのだろうけれど。
昭和の古い時代の雰囲気に満ちたロビーをはじめ、失われるものが多いのはやはり返す返すも残念。時代だ、といわれれば仕方ないけれども、やっぱり残念は残念なのである。
今回たまたま新空港への移行直前のタイミングで、石垣にくることができたのは幸運だったな。名残を惜しみ、しばらくのあいだロビーをうろついたり、座ったり、展望デッキ(2階!)から到着する飛行機を降りる知り合いを見物したり(笑)。次にくるときは新空港なんだな……という実感は、実はまだわいていなかったり。
そうそう、石垣空港の滑走路は1500mということで、きょうは府中でそれよりちょい長いダート1600mのGI・フェブラリーS。ローマンレジェンドもハタノヴァンクールもニホンピロアワーズもいないのでかなり物足りないけれど、まあGIはGIということで。
初ダートがGIという馬を買ってはいけないのは鉄則。でもそろそろジンクスを破って勝つ馬が出てきてもいい。トゥザヴィクトリーも逃げて3着に粘っていた。もう少し力があれば、栄冠にも手が届くのではないか。本命はカレンブラックヒル。この馬の力なら、と思わせる何かはある。
対抗にガンジス、単穴にシルクフォーチュン、さらにまともにゲートを出たときのイジゲンを押さえて、ことしのフェブラリーSに臨みます! そうそう、カレンブラックヒルとガンジスは、なにげにネパールつながりでもあるし、それもちょうどよいといえばよい。そんなわけで、いま小浜島からこれをアップします。
<フェブラリーステークス>(GI・東京ダート1600)
◎カレンブラックヒル
○ガンジス
▲シルクフォーチュン
△イジゲン
(12:24)