ポカラの日本料理店

 ネパール6日目。
 きのうはお釈迦さん生誕の地ルンビニを散策、そしてきょうは朝ルンビニを発ってネパール中部の街ポカラにやって来た。
 6時間の道中はほとんどが険しい山道で、乗ってるだけでもけっこう疲れた。ポカラに近づいて、山の合間からアンナプルナが見えてきたときは、正直感動したよ。
 で、アンナプルナのお膝元ポカラに到着したのはもう午後の3時すぎ。日本人がやっているゲストハウスがあるというのでそこに行ってみた。
 観光客があまり多くない時期だから空いていて、宿の人も感じがよい方だったし、ここに泊まることにした。
 ついでにと言ってはなんだけど、旅も終盤でそろそろ和食が恋しくなっていたから、夕飯は日本料理屋でご飯と味噌汁と漬物と豚の生姜焼きにしたのだった。
 オーナーは日本人らしく、ご飯と味噌汁と漬物はちゃんと日本の味でおいしかった。お米も日本のだと。さすが。ただ、生姜焼きはやや謎の仕上がり(笑)。お酒は、日本酒も置いてあったけど、ネパールの粟から作った地酒ロキシにしてみた。
 カトマンズはもちろん、ルンビニでもポカラでも共通しているのは、電気事情の悪さ。カトマンズはまだ計画停電的要素が多いみたいだけれど、ルンビニとポカラはとにかく停電が多くて、いきなり落ちる。落ちたらずっと落ちたまま……って状態。
 夕方ビールを飲みに入った店でもやっぱりすぐに落ちて、ロウソクの灯りの中で飲んだ。とりわけネパールの地方部は、夜になると街全体が暗くて、食堂も自家発電の薄暗い明かりかロウソクというところが多かった。つまり、かなり暗めな場所での食事。ロウソクだと雰囲気はあるかもしれないけど、長い時間いると目は疲れる。
 そんなこんなでネパール7日目となるあしたは、丘の上にのぼってヒマラヤを存分に眺めてから、夕方にはカトマンズへ戻るように移動するです。
 
 (ネパール時間8日22:56)