思い出の有馬記念 その1

 まあ、有馬記念なんだよね、今週は、もう。
 競馬にかかわる人間にとって、なんだかんだいって有馬記念ってのはやっぱり特別なレース。僕もたいていは現地に行って見ているわけで。21世紀に入ってからで考えても、行かなかった(行けなかった)のは、ディープインパクトハーツクライに国内唯一の敗戦を喫した2005年のあのときくらいだよな。よくまあ飽きずに行き続けているわな(笑)
 思い出の有馬記念、なんてやや大きめのタイトルにしてしまったけれど、実のところきょうもまた気がつけば午後11時半を回っていて、あんまりゆっくりといろいろ思い出してる時間はないわけで。
 と、そんな事情でありながらも、駆け足でメモ的に挙げてみましょうか。
 
・1990年オグリキャップ、91年ダイユウサク。この2年はやっぱりはずせない。でも89年イナリワン、92年メジロパーマーというその前後の2年も、とても印象的だった。89年は惜しくも2着のスーパークリーク武豊)で買っていたけれども。90年オグリ(武豊)のときは、大学の先輩に、このレースはまばたきせずに見ておかないとダメだと言われて、必死になって見た。オグリもまぶしかったけど、同い年の武くんもほんとまぶしかった。88年のときのオグリは、僕は岡部がどちらかというと苦手だったので、べつに応援してなかったけど。
・93年トウカイテイオー、94年ナリタブライアン、95年マヤノトップガンは、いずれもあまり好きな馬ではなかったので、なんというか、そんなに思い出でもない(田原成貴も好きじゃなかったし)。僕にとっては、ある意味不幸な3回だった。
・96年、サクラローレル。これはよかったね。横山ノリちゃん初の有馬、そしてサクラ軍団にとっても、調教師の境勝太郎にとっても初の有馬だった。ローレルは好きだったし、マーベラスサンデーも好きだったから、この年はほんとよかった。
・97年、勝ち馬シルクジャスティス。クラシックでは一度も買わなかったシルクだけど、なぜか有馬では狙おうという気になっていて、で、案の定来てくれた。2着マーベラスサンデーとの連を買ってましたよ、しっかりと。マーベラスサンデーは結局2年連続の2着で、有馬には届かず。残念。
・98年、グラスワンダーの1年目。サイレンススズカが死んだ年の有馬記念だ。毎日王冠でスズカに負けたグラスと、宝塚記念でスズカの2着のステイゴールドで買ってて、1着3着。間にメジロブライトがいて残念だった。それにしても、グラスワンダーの勝利は衝撃的だったなぁ。
・99年、2年目のグラスワンダー。このときもグラスワンダーからいってた。そう、あのスペシャルウィークとの大激戦。まわりのみんなはスペシャルウィーク勝った勝ったと盛り上がっていたけど、僕の目にはグラスが勝ったように見えてたから、みんな何言ってんのって感じだった。スペシャルウィーク武くんのウイニングランは、だから見ててとっても恥ずかしかった。
・2000年は、前年に3歳で3着に入ったテイエムオペラオーだよね。この馬も好きではなくて、実は人生で一度もオペラオーの馬券は買ったことがない。で、競馬を知ってる方ならご存じのように2000〜01年前半の古馬GIはオペラオーが席巻していたわけだから、あの期間は僕の古馬GI成績も実にひどかったということになる。
・しかししかし!その絶望の底からすくいあげてくれたのが、2001年有馬記念勝ち馬のマンハッタンカフェと、2着アメリカンボス。ご存じこの年はアメリカの同時多発テロがあったので、僕はマンハッタンカフェアメリカンボス、もう一頭ダイワテキサスのボックスで買っていた。で、大当たり。僕的にはいまんとこGI史上最大の儲け額となりましたとさ。
 
 ……と、時間もなくなってきたので、きょうはここまで。続きはまたあした〜
 
 (23:56)