南ア滞在序盤

 日本出発から5日目の早朝。ようやくネット環境が整ったので、ひとまずここまでの出来事を簡単にまとめておこう。
 南アに到着した24日は、ヨハネスブルクの空港から車(ハイアーしたシャトル)で2時間以上かかるけっこう僻地のルステンブルクに移動してデンマーク戦を観戦。本来ならケープタウンに滞在する予定が、これは勝てそうだということで急きょの予定変更で向かったので、チケットは現地のダフ屋から手配。1枚160ドルのカテゴリー1チケットを100ドルで確保できた。かなりお得。
 座席は前から3列目のステキなポジション。しかも前の列が空いてたので実質2列目。向こうサイドだからたぶんテレビにもかなり映ってたと思う(もちろん小さいので見分けるのは困難だけど)。
日本応援団 現地の盛り上がりはさすがスゴイね。4年前のドイツともまたちがう、ブブゼラが始終鳴り響くもろアフリカンな雰囲気。パーク&ライドからスタジアムへ移動するシャトルバスの中でも、南アの人間たちがわれわれのために「JAPAN! JAPAN!」とずっと叫んでた。少々うるさかったが(笑)
 スタジアムに入ると、ブブゼラの音は意外と気にならず、むしろいい感じだったね。ゲームのほうはご存じのとおり。歓喜ってのはまさにあのことですな。とくに本田の1点目はスゴかった。あれで決勝T進出を確信した人は多かったんじゃないかと思う。岡崎の3点目のときには、もうデンマーク人たちは肩を落として帰り始めた。
 スタジアムを出て、シャトルに乗るまでがひと苦労。観衆が殺到する中、半ばつぶされながらシャトルに乗り込んで、またハイアーした車で一路ヨハネスブルクへ。明けて25日の夜中2時過ぎに空港へ着霧のケープタウン空港いて、4時発の飛行機に乗り、ケープタウンに到着したのは朝の6時。まだ真っ暗のケープタウンは深い霧に包まれていた。ブブゼラを吹く少年が描かれたKULULA.COM航空の機体も霧に沈む。
 レンタカーを借りて宿にたどり着いたのが8時過ぎ。それから軽く寝て、残る半日はシーフードやカレー料理をつまみに、南アのビール、ワイン。夕方にはパブリックビューイングでブラジル・ポルトガル戦を見たりしたが、さすがに疲れがたまっていて(なにしろ23日に香港を発ってからずっと宿に落ち着いてなかったから)、夜は部屋で爆睡した。
 で、いま南アは26日の早朝。きょうはこれから喜望峰へドライブ予定。次のゲームは29日のパラグアイ・日本戦(プレトリア)に行くことも検討したけれど、往復の飛行機とヨハネスブルクの空港からプレトリアへの往復タクシー代、向こうでの宿泊費、さらにチケットを手配したらかなりの金額になりそうなので、日本戦はパブリックビューイングで応援することにして、29日はケープタウンで行われるスペイン・ポルトガル戦を見に行くことにした。これもチケットは当日、ダフ屋で手配になるけれど。
 とまあ、これが26日朝の段階までのお話。南ア出国は7月の4日だから、きょうも入れてまだ9日あるわけだけど、なんか時間がどんどん過ぎていく。これまで危険な目に遭うこともなく、ケープの宿は巨大なカジノやレストラン街に接しているから夜の食事も不安なし。残りの9日も、あっという間に過ぎていくんだろうな。
 
 気合の入る本田
 試合前、本田も気合入ってたね

 歓喜の瞬間
 決勝T進出決定! スタンド前で歓喜のバンザイ
 
 (南ア時間6:48)