JCダート

　＜ジャパンカップダート＞（ＧI・阪神ダート1800）
　昨年は勝ったカネヒキリを対抗で指名したものの単勝は買っておらず、悔しい思いをした（本命サンライズバッカスは4着どまり）。やはり競馬は勝ち馬を当ててナンボ。ことしはなんとしても当てたいところである。
　本命は人気でもエスポワールシチー。ダートで敗れたのは昨年の平安S（2着）とフェブラリーS（4着）だけで、前者も連対を確保しているし、後者はハイペースで逃げたにもかかわらず府中の直線で0秒2差に踏みとどまっている。しかも、カネヒキリを降した春のかしわ記念以降は本格化。サクセスブロッケンを振り切った南部杯も圧巻だった。前に行く馬が多く展開が厳しくなりそうという予想もあるが、この馬は逃げなくても強いのだから、佐藤哲三にマイペースの競馬を期待したい。交流ＧI2勝に続く初の中央ＧIは近いと思う。順調に進んでドバイまでめざしてほしい。
　エスポワール中心ははずせないが紐は荒れるのではないか。ヴァーミリアン、サクセスブロッケンをはじめ古馬・3歳ともにＧI馬が何頭もいるが、ここはゴールデンチケットを指名した。注目の3歳馬が多い中で、この馬もダートはすべて3着以内と底を見せていない。実は中央では未勝利なのだが、鞍上のルメールが力を引き出してくれたらおもしろい。きっかけひとつの馬には外国人ジョッキーが効く。芝の重賞（毎日杯）で2着しているからスピードもOKだろう。
　▲にスーニ。距離が不安視されているも1800のオープン勝ち（伏竜S）と重賞2着（レパードS）があるし、1870mの兵庫CSでもゴールデンチケットの0秒1差2着しているから問題ないと見た。○も考えたが、ゴールデンチケットとの直接対決で2回負けているので▲にとどめておいた。
　もう一頭、“注意”ということで米国馬ティズウェイ。どんな馬かは正直わからん。ちなみにティズウェイは4枠7番で、調教師はジェームズ・ボンド氏。7番は出来すぎだが気になる。加えて○と☆の2頭なら昨晩GPファイナルで逆転勝ちしたキム・ヨナ（金＋4枠7番）馬券の完成となるが、もちろんこれは単なる偶然。2頭そろってというのはまずないけれど、でもどちらか1頭なら……？
　以上がことしのJCダートの予想。とにかく中央ＧIらしく侮れない実力馬が多いから、2着3着にはどの馬が飛び込んできてもおかしくない。馬券は手を広げず点数を絞りたいところだ。基本は◎の単勝と◎→○、◎→▲の馬単で勝負し、◎−○、◎−▲のワイドまでは押さえておく。余裕があったら遊びで◎→☆の馬単を。
　
　　◎エスポワールシチー
　　○ゴールデンチケット
　　▲スーニ
　　☆ティズウェイ
　
　（8:24）