「邪馬台国を探しに」

 仕事柄、休みはいつでもいいので、いわゆる世間の大連休で何日も出かけることなんていままでなかった。
 まあ僕単体では混んでない時期に出かけるというので全然OKだったんだけれど、会社勤めの奥さんは、なかなかそうはいかない。そんなわけで今回は、シルバーウィークのうち3泊4日を費やして、九州に行ってきたわけである。
 連休の前、仕事の打ち合わせなどに行くと、「シルバーウィークはどこかに行くんですか」とかよく聞かれた。「九州」と答えると、当然ながら「九州のどこに?」「何をしに?」という質問が続いてくる。僕は宇佐神宮とか、奥さんは草千里とか、まあいろいろあるんだけれど、細かく説明するのもなんなので、「邪馬台国を探しに」だけで済ましてた。
 これ、半分冗談だけど半分本気。いや、半々どころか8:2で本気といったところか。聞いた人はみんな冗談だととらえたんだろうけれど。
 日頃から文献などを頼ってけっこう真剣に探してる。美ら島に行けばmamoさんと議論したりもしつつ。彼とは古代日本の話をよくする。高木彬光などはある意味われわれのヒーローでもある(笑)。
 そろそろ、ハッキリさせたい。邪馬台国の場所を。今回行けなかったところはいっぱいあるのですぐにでも九州を再訪したいし、箸墓のほうも近いうちに訪問したいなぁ、とは思っている。……近いうちって、いつだ?
 
 それはそれとして、行程の最終日、いい具合に時間が余ったので、太宰府天満宮に行けたのはよかった。神幸式大祭の最中でもあったし、また上野では見そびれた阿修羅展もすぐ隣の九州国立博物館でちょうど開催中だったので。
 阿修羅展は、連休と神幸式の祭が重なったことからかなりの混雑。それでも上野のときよりはよかったのかな。まあじっくり見てきましたよ。
 出口のところで多くの客が写真を撮っているのが印象的だった。下の写真でも、よく見ると、アシュラの真似して写真撮ってる女性がいるでしょ。
 
 阿修羅展(九州国立博物館)
 
 (23:50)