やることのない時間

 早朝、5時50分、奄美大島・名瀬の港を出航。那覇には夜7時前の到着。きょうは半日以上の船旅ですな。
 フェリーは単なる移動というより、乗っているだけで旅を感じる。ことに10時間を超える航路は乗りがいがあって、船旅の楽しさを満喫できる(高速船はつまらないので短ければ短いほどいいけれど)。……船に弱い人には大変だろうけれどね。
 10時間以上も、何かやることがあるのかって? やることがないからいいんじゃないですか。時間はたっぷり、やることゼロ。最高です。
 だいたいこういう船旅は、寝るのがもったいなくて、ほとんどの時間は起きていたりする。今回もおとといの鹿児島‐奄美大島は、皆既日食を迎える高ぶりもあったけれど、11時間で15分しか寝なかった(笑)。いやさすがにこれは寝なすぎだけど。
 でもそれだけ、楽しい。デッキでのんびりしたり、船内を歩き回ったり、ビール飲んだり。きょうの奄美大島那覇はさらに長くて13時間あるし、昨晩は2時間も寝なかったから、乗船してさっそく2時間眠ったけど(笑)。もちろん、眠いときは寝る。この気ままさがいい。
 奄美大島からの皆既日食帰り客を乗せたきょうの定期船は、ほぼ満杯のめちゃ混み。レストランの床まで臨時客室に変身している。僕はギュウギュウに詰め込まれた客室を早々に出て、テレビが置いてあるスペースに自分の場所を確保。8時からはマリナーズ戦を見ていた。イチロー無安打だったね、残念。無安打がニュースになるイチローはスゴイと、無安打の度にいつもいつも感じている。
与論島に近づいた 与論島に近づいた。今回は下りないけど、与論にはまた来月に行くよ。
 
 (13:20)