誰んち?

青物横丁の四万十 自分ち〜……でも友達んち〜……でもなくて、ここは先日行った、東京は京急沿線某所の四国家庭料理屋。
 店は2階と3階があって、2階はまあ普通の店内なんだけど、そこは混雑してて、ふらっと行った僕らは3階に通された。で、3階は見てのとおり普通の……うち。普通のマンションの部屋。玄関も普通、トイレも普通、キッチンも普通に普通のマンションのキッチン。普通だからこそ、いや逆に、不思議感たっぷり。
 この普通の部屋に座って、まず飲み物を聞かれたので、3人で行って1人がお酒飲めない人だったから「ビールとウーロン茶」と注文したら、ビールのピッチャーと、サントリーのウーロン茶のペットボトル(でかいの)が出てきた。普通の部屋だから壁も普通で、メニューが貼ってあったりはせず、ていうかそもそもメニュー自体が見当たらず、どんどんと食べ物が出てくる。店に入ったら料理は自然とコース、飲み物も自然と飲み放題になる仕組みらしい。
 しかしまあ四国家庭料理屋をうたうだけあって、カツオのたたきのでっかいのや、やはりでっかいアジ刺しが出てきたり、一通り料理が出たあとは「もう料理は終わりですが、肉じゃがなら持ってきます」と言われたりで(おなかいっぱいだったから頼まなかったけど)、まあ何かと満足感多し。飲み物も、焼酎を頼めば一升瓶、カルピスサワーを頼めば焼酎とカルピスのパックがドンと出てくる(つまり自分でまぜろと)など、何かと豪気な店であった。
 それはそれとして、気になるのは最後のお勘定。なにせネットや本で調べたわけじゃなくて、ただふらっと入っただけだから、値段の相場もわからない(メニューもないわけだし)。恐る恐る2階のレジに下りると、1人3800円也。安い……。この店は、悪くないね。またこよう。
 
 四万十の家庭料理なり
 皿もバラバラ、まさに家庭料理。カツオのタタキとアジ刺しがデカかった
 
 (18:17)